記憶を新鮮なままで

こっちでもりんごアイコンです。見たまま聞いたまま感じたままを咀嚼しきる前に留めておきたい。コメントくれるとめっちゃ喜びます。

劇団朱雀復活公演【岐阜】〜情緒の宇宙旅行〜

 

 

劇団朱雀in岐阜。やっとちゃんと言語化できそうなので書きます!

9か月経ったので新鮮さもへったくれもないですが、覚えている分だけをメモしておきます^^(太一さん29歳のお誕生日おめでとうございます!!)

 

本当は行くつもりがなかったんですよ岐阜は。機材開放席を買うときに競争率が低そうという理由で取った岐阜。行って大正解!!行ってなきゃ後悔してた。レポ見ながら羨ましくて泣いてたはず。結局人生初の当券チャレンジもして2公演行きました。

思い起こそうにも何が何やらでちょっと覚えてないことが多かったので端折り端折り1日目からメモ書きしていく。

12月20日の夜公演。

1部。ほっとんど覚えてない。「たまゆら」「男人生夢一路」「華ざかり」「風ゆらら」「艶姿…恋絵巻」の回なんですが、えーっと、東京より表情が活き活きしててたり柔らかかったりでリラックスしてるなぁと思ったのと、客席側からほわっほわ溢れるウェルカム感と、太一さんの舞踊のときの客席カメラ率の多さと、お花をつけにいく人たちにびっくりし通しだったのがせめて記憶から絞り出した感想。あと陽之介さんの踊りがやっぱり好き。そして風ゆららがめっちゃ良かったです。特に良かったことしか覚えてない、ビジュアル一切記憶から飛んでる。既に幻になった。

ちなみにこれは2月くらいに思い起こしながら書いたメモです。この時点で幻。

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2部

らくだの馬

私この日母親を連れてってたんですが、なんでよりにもよってこの回だったんだろう!wwとなりました。私の母、「マカロンの国で生まれ育ったマシュマロ」なんですよ(?)。THEふわふわかわいい世界の住人なんですね(なんとなく伝わって)。そんな母親が初めて観劇するお芝居としてはあまりにぶっ飛びすぎてました!!もっとこうなんか、あったじゃん!!なんで!!こんな!!ひどい!!大好き!!!となりました。そして私も大衆演劇のお芝居は「遠州森の石松」「仇討ち甲州街道」しか観たことがなく、めちゃくちゃ油断してたので不意打ちにも程があって風邪引きそうでした。岐阜はヤバいという情報は入れていたものの、そうは言っても涙誘う義理人情ものが来る感じで身構えてたのでちょっと待って!?笑 となった。そっちの心構えはできてないからちょっと待ってくれ。

 

〜「らくだの馬」のココがヤバい!〜

◯演題にもなってる「らくだの馬」という男、幕が開いて登場して3分で落命

やばくないです!?幕が開いたら「兄貴遅いな〜」と言って兄貴を待ってた創さん(馬)がいまして、兄貴が来る前に先にフグ鍋をつつこうとしてたんですが、誰の入れ知恵かニッコニコしながら「フグの肝の生煮えがフグ鍋で1番の絶品」とか言ってパクッと肝を食べたらどんどん身体が痺れていって即お陀仏でした。まじか。義理人情ものしか知らない私、ここ笑うとこなのか!?って一瞬ビビった(ちゃんと笑うとこでした)。舞台上で倒れて動けなくなった馬くん。奥から出てきた兄貴が転がった死体を見つけて「これどうすんだよ!!」ってなるのが事の始まり。兄貴はもちろん陽之介さんです。

 

◯日本の宝早乙女太一、不細工メイクで登場

これは岐阜の風物詩みたいになってたみたいですが私は早乙女太一の不細工メイク初見だったので「ねえ宝ww」ってなった。下手の奥の方から「くずやー!なんでも回収いたします!」(ニュアンス)みたいなすっとんきょうな声が聞こえてきて、太一さん出てくるなワクワク〜と思ったらオレンジの法被に10円ハゲの猫背不細工メイク施したお兄さんが出てきた。おじさんのつもりだろうけどいかんせん声が高いのでお兄さんという感じ。ちなみに屑屋が舞台上に現れる前になかなか裏から出て来なくて『迷子になりやした!どこに行けばいいですか!』「どこにいるんだよ」『ドンキです』「ドンキにいるんなら仕方ないな、8階に来い」『へい分かりやした』「ダイソーが5階だから間違えるんじゃないぞ」みたいな感じで1くだりある。ぎ、岐阜〜〜!!!!不細工メイク屑屋早乙女太一が現れた時の客席、笑い声と驚いてる声と悲鳴が混じってて面白かった。(会話はニュアンスなので語尾が違ったりするかもしれない、大目に見てください!)

 

えっとすみません一旦中断するんですけど、この「らくだの馬」アドリブ合戦が面白すぎてその印象が濃すぎて(そして中身があまりに無さすぎて)細かいこと全然思い出せないし何より結末が思い出せないので(笑)、あらすじ語るの諦めます!知りたい方は他の方のブログを読んでみてください(丸投げ他力本願!)…笑 とりあえず馬くんがふぐの肝食べて死んじゃったので、困り果てた兄貴が偶然通りかかった屑屋を引き止めて処分を頼む、みたいな始まり方です。まあ当然死人を持ってく屑屋なんて居ないので、結局けちんぼ大家さんからお通夜を上げる分のスルメやらお酒やらを2人でどうにかこうにか取り立てる算段を立てる、みたいなそんな感じです。で、このお芝居のとんでもないところは「スルメや酒を取り立ててお通夜を上げる」がゴールではなく、メインは「取り立てるまでの練習」「取り立てた後、2人で上げたお通夜での兄貴VS屑屋ズッコケドタバタ親子劇場」です(笑)!!(割とあっさりスルメと酒はゲットできちゃう)(大家さんは了くん、大家さんの娘はトミーでした)(けちんぼなお爺さん役が似合いすぎる了くん)

まあ、というわけで、細かいあらすじは諦めてとんでもなかったアドリブを覚えてる分だけ書きます!(笑)

 

江戸時代屑屋さん「甘茶(あまちゃ)は嫌い!ジャスミンティーがいい!」

「死んだ馬を無理矢理立たせて操り人形のようにして、屑屋が後ろでコッソリ動かしながら踊らせたら『死人が踊った!』って大家さんも驚いて怖がって弱気になるんじゃないか」みたいなやっつけ策で大家さんからスルメと酒を脅し取ろうとする2人。屑屋が馬くんを操る練習をします。兄貴が「かっぽれ、かっぽれ、甘茶でかっぽれ」と拍子を取るとチャンチャカと音楽が流れ始めて、馬くんを踊らせる練習をします。(客席は手拍子!楽しい!)

ですがそう上手くは行かず、屑屋が「甘茶は嫌い」と駄々をこね始めます。「じゃあ何ならいいんだよ」と兄貴が聞くとジャスミンティー!!」という答えが返ってきました!!何時代ですか????wwでもしょうがないから「かっぽれ、かっぽれ、ジャスミンティーでかっぽれ」と拍子を取ってあげようとする兄貴(やさしい)(纏がないとやる気がしないガロと仕方なく作ってあげるリオを思い出した(プロメア))でも「(拍子に合わず)語呂が悪ぃじゃねえか!!」って結局甘茶で落ち着きます。何このくだり!??w(これが岐阜か………)

あ、「かっぽれをラップで」っていう注文が屑屋から入ったときは陽之介兄貴、「ラップは祐也だろ」とかいう秀逸な返ししてました。

あと兄貴の家で練習してるとき、屑屋が「するめを3枚」って言うところで「とぅるめをたんまいッ!!」って何度も何度も言ってしまうから兄貴にシバかれまくってなかなか話が前に進まなかったりもした。ジワジワ来る。

 

◯自律神経どっか行っちゃった死人・

創さんのおふざけもあるけどそれも半分くらい太一さんと陽之介さんが悪い…!wwというのも、基本創さんは死人としていい子にしてるんですが(死人としていい子にしてるって何?)(太一さん屑屋が袖からタンブラー(グッズの)とかっぱえびせんを持って現れて花道にデンと座って飲み食いして、陽之介兄貴にドヤされてたときに、屑屋と一緒になってちっちゃく正座して食べてた創さん馬はとっても律儀ないい子でした。(陽之介さん「お前死人だろ!!??」))屑屋に踊らされてる間に屑屋が馬くんの変なところ(乳首とか…)触るからピクピク動いて笑いを堪えるのに必死な馬(超かわいそう)。これは我慢しろと言う方が無茶です!!

でも創さん、踊らされている間に勝手にピョコピョコ客席に飛び出して行ったりします。兄貴と屑屋を舞台上に置き去りにして一人で自由にちょこちょこ走って行く馬(帰って来たヨッパライが後ろで流れてた気がする)。走って行くだけならまだしも、なんと馬、空席にちょこんと座ったり(死人メイクだからかなり異様)、そればかりか通りすがりにお客さんの白いカバンをスってちゃっかり舞台の上に帰ってきますwwww(屑屋「何やってんだ!!w」(返しに行く))人は死ぬと自律神経が迷子になるようです!!

 

◯色気ゼロ・早乙女太一

馬の通夜になるとまた陽之介さんと太一さん2人のやりとりに戻るんですが、兄貴に「女になって俺にお酌しろ」と命令された屑屋が仕方なく、肩を右だけ出してお姉さん座りして鼻から声を出して、お色気を模索し始めます。ただ、いかんせん顔が不細工に仕上がってる上に筋骨隆々な肩をモリモリがっつり出しちゃってるせいで、女らしくしたつもりなのに色気がドゼロな早乙女太一の出来上がりです(なんと珍しい)!!

 

◯「お前が俺の乳吸うからだよ」「吸ってねえ!」

屑屋が酔っ払ってから全く立場が逆転し、屑屋が兄貴にされたこと(女のフリしてお酌、頭へのシバき)を全部兄貴にやり返す屑屋。屑屋の言われるがままにお姉さん座りをし、屑屋に脱がされる形で右肩を出す兄貴(陽之介さん)。

すると太一さんが「おい乳が汚えな乳が!!俺はピンクがいいんだよ」と言い出し、

陽之介さんは「歳なんだから仕方ねえだろお前年上好きだろ??色はお前が吸うからだよ!!!!」と声を荒げますが、

太一さんに「吸ってねえ!wwなんで母親居ねえとき俺が父親の乳吸うんだよおかしいだろ!!」と真っ当すぎるツッコミを受けます。

陽之介さんも負けずに「父親は家に居ない方がいいんだよ!見てきただろ!!!!」と張り合いますが、

すかさず太一さん「反面教師だよ!!!!!!!!!!」

wwww西村家ーーーーーー!!!!!!!!!!!

客席もヒィヒィ笑ってたしとにかく笑いすぎてお腹ちぎれそうになった。勢いは止まらず、そのまま女のフリして鼻から抜けた高い声を絞り出した陽之介さんに屑屋太一さん「バケモノか!!!!!!?」のツッコミ…wwひどいww

こんな感じで、最初からずっと陽之介兄貴にペコペコしてされるがままだった太一屑屋が一転、ノリにノりまくり、柔らかくしなり良い音を立てる白い筒で父親をシバきまくります(笑)陽之介さん「頭皮が取れそう、頭皮が取れそうだから」って言ってずっと忠告してたのに太一さんがシバきすぎて結局陽之介さんの鬘が取れてツルツルになっちゃうし「何本壊れてもいいようにいっっっっぱい用意してあるんだよ!!!!!!!!」って後方に置いてた籠からすごい量の筒を取り出してボコスカしばきまくる太一さん、もう誰にも止められない無敵状態でめちゃくちゃ笑った。

 

◯「友貴ッッ!!!!!!💢💢」

ヒートアップした太一さん、ふと我に返って「なんで俺たちしか今日喋んねえんだよ!!みんな楽しやがって!!」って言い出したのには流石に陽之介さんも「お前が総合プロデューサーだろうが!!!!!www」ってツッコんでた。その通り!!!!w

太一さん「誰か出てこい!おい友貴!!!!!友貴!!!!!!💢💢」出てきたのは……………………\\\祐也/// →太一さん「なんでだよお前呼んでねえよ友貴出せよ!!……友貴だよ!!!!!」みたいな流れもあった。もう屑屋と兄貴どこ行った?????w

 

みたいなすったもんだの強烈アドリブ合戦がありまして、内容が全部頭から飛んじゃいました。めちゃくちゃ楽しかったです!石松の時みたいに泣く気まんまんで第二部に臨んだのに次の日の腹筋の筋肉痛を心配するほどお腹よじって笑った。とんでもないお芝居でした!!!

 

本当に楽しすぎた喜劇でした!でも、今になって「金太初旅」という大衆演劇の同じようなほぼ二人芝居の喜劇で兄貴役をやった陽之介さんを観たことがあるから思うんだけど、身内ネタを出したりカツラ取れたりするのは割と喜劇のテッパンなのかな〜〜!と思った。太一さんと陽之介さんとの間で十何年間染み付いたそういうやり取りの形があるからこその、信頼関係のもとで成り立つあの掛け合いとテンポ感と面白さだったんだなと思う。(ちなみにこの前アドリブの流れで陽之介さんから身内ネタが出たときに鍵で出してた簡易レポがあるのでちょっと置いておきます^^(相方は劇団鯱座長の朝陽政次さん)(陽之介さんとは葵一門の劇団員時代からの付き合い。途中に若座長の兜獅子丸さんも出てくる)

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あとこれはオマケ。

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脱線しましたが3部も書きます!

3部

この日の3部は結構覚えてます。まず東京公演の感じで「まってたよーーーー!」を言う気まんまんだった私。MATA©︎TANAが衝撃的なほど楽しすぎた&嬉しすぎたんですね、東京で。で、叫ぶ準備をしてたわけですけど、どうも様子が違って。待ってたかい?も待ってたよー!もなく、幕が開いて出てきたのは広い袴を履いてトンチキ鼻眼鏡をして扇子を開いて愉快に踊ってる太一さんたちでした。MATA©︎TANAじゃなかったんです、FUNK FUJIYAMAだったんです!!(笑)呆気に取られて見てるうちに太一さんが「みなさんもご一緒にー!」みたいな煽り方をするんだけど、びっくりしすぎてポカン…としながら見てました。こんな始まり方、あるんだ!!ふわふわな気持ちで観てた。ゆるっっゆるな良さがありました。

星降る街角で「陽之介さん歌うんだ!?」という驚きがあり、やくざ若衆祭り唄の独特の軽快な三味線の音に乗せて楽しい気持ちになった。

そしてめちゃくちゃ貴重な瞬間に立ち会えました。ゆっくんあゆちゃんの初の相舞踊でした!!夏恋囃子。甘酸っぱくて爽やかで、仲良し兄妹幸せオーラのお裾分け音頭、みたいな感じだった。ピンク色と黄緑色の明るく淡いオーラが空間を満たしているような。色違いの団扇を持って、納涼♡みたいな感じ。心がほわほわっとキュッとするような相舞踊でした!いいな!23歳と18歳、仲良しきょーだい!ほっこり!

ゆっくんあゆちゃんの幸せオーラを漂わせたまま暗転する舞台。そこに、ポツリ、と現れたのは孤独に一人佇む長兄、太一さんでした。心がギュン、となった。意図してか偶然か分からないけど、「長兄太一さん/仲良しゆっあゆ」の構図を感じてしまって。更にそこで、静かに哀しく「男と女の間には深くて暗い川がある」と歌う桑田佳祐黒の舟唄です。ゆっあゆの幸せな残り香の中で孤独にエンヤコラ今夜も舟を漕ぐ太一さん…とか考えてしまって頭抱えた。Row and Row………振り返るなRow……………太一さん、陰だとか背負うだとか暗い孤独だとかがあまりに似合ってしまいすぎるんですよね…

兄弟妹のことを考えてしまって心が敏感になっていたのにいきなりジャーンジャーンジャン!!ってカッコいいサウンドが流れ始めるからびっくりしたんですけど、天道虫でした。びっくりですよ。さっきまでRow and Rowしてた太一さんがいきなり超絶アクロバットしながら客席降りして扇子ぐるっぐる回したり走ったり自らもぐるんぐるん空中で回ったりするんですよ。バク転しながらステージ戻るし。創さんは影ナレで「早乙女太一が帰って参りました!」とか言うし。こんなアクロバティックな太一さん初めて見たから「曲芸者????」って思った。ぐるっぐるしすぎて扇子落としてたけどそれで興奮が冷めるなんてことも全くなく、ずっと開いた口が塞がらなかった。なにこのショー!!??大衆演劇って何!!!???

この夏恋囃子〜黒の舟唄〜天道虫 で情緒を乱しまくったので次の異邦人の記憶があまりないけど、奈々さんが艶やかで美しかった。あとかっこいい。

ラストは舟唄組曲でした!色遣いの影響なのか、ちょっと夜叉丸(蒼の乱)を彷彿とさせる見た目だった。あと太一さん長髪を垂らしてたんだけどめっっっっっちゃくちゃかっこよかった(ストレートな感想)。長髪を振り乱してソーランソーランしてた群舞、「荒ぶる海を司る」という感じで粋なのに壮大だった。漁師というよりは、なんか、「海を司る力を持つ者たち」みたいな。なんか存在が波のような感じだった。ソーラン節って大抵の人にすごく馴染みがあるから一体感があっていいな!と思いました。

最後は千本桜(RAPあり)でした!楽しかったーーー!!!!

 

 

続いて2日目も行っちゃいます!

12月21日 昼

1部

初っ端、酒供養でした!キャッキャウフフな太一さん、可愛らしい太一さんが観れた。客席も湧いてて、隣の方も「この曲は人気」って教えてくれたんですけど人気の理由がすぐ分かった。「♪ふっふっふー」\ フゥー!/ の合いの手が楽しすぎるし……。可愛く酔って足ちょいって上げたりする、上品な陽気さを醸す太一さんを「フゥー!」って冷やかしてるような感じがもう幸せだった。客席と作ってる舞台なんだな〜…

リンゴ追分恋人も濡れる街角それは恋、ほとんど覚えてないです…酒供養に記憶を持ってかれた……ただ陽之介さんかっこいいなと思った記憶と、「正統」感ある太一さんの白く上品な着物と美しく結えてある黒髪が綺麗だったな〜という記憶はある。

雪深々は白髪女形の太一さんに見惚れた記憶があります。

 

2部

大江戸喧嘩纏でした!「火のない〜」の元ネタだというのは後から知った。サラッとしか覚えてないのでサラッと触れます!

め組で修行に励む金次(太一さん)と銀次(ゆっくん)ですが、め組の頭(陽之介さん)が番外組(頭は創さん)に纏を取られて殺されてしまいます。駆け寄る金銀、「かしらーーー!」と叫んで悲しむ金銀……と思ったら頭、生き返ります(笑)頭「だって呼んだから」めちゃくちゃ雑なボケ方!!(笑)そして頭は最期に言っておきたいこととして、「俺の弔いが済むまで、俺の仇を討とうだなんて思うなよ」と言い、「棚の3番目の引き出しに入ってる文だけは女房に見つからねえように捨ててくれ」「携帯の履歴は全部消せ。LINEも」とか言いますw 金次と銀次、困惑。金次「けーたいって何ですか???」結局金次が笑いながら頭を殴って、頭は死んじゃう。金次「すまねえーーー!!!」ww

頭が死んでしまい、纏を取り返しに行きたい金次と銀次であったが、遺言のため番外組のところに殴り込みに行くことができない。纏のないめ組は馬鹿にされ笑われる一方。そこで金次は、酔った勢いに見せかけて適当な言葉を並べて、姐さん(奈々さん)に盃を水にしてもらいます。銀次は「俺は兄貴に憧れてめ組に入ったのに!!!」と当惑し怒りますが、金次は「ありがとぅーー☆」とふざけて言いながら去って行きます。弔いが済むまでに我慢が効かなかった金次は、お世話になっため組と縁を切ることで、仇を取りに行こうとしたんですねーー…。気付いた銀次が金次を追ってきたときの金次の「そうかい、俺の気持ちに気付いてくれたかい」がめちゃくちゃ好きだったし痺れた。言い方も台詞も。で、仇を討ちます。金次銀次で纏を使って2回ほど踊ったりしたのが最高でしたね……。互いのターンがある。

 

3部

待ちに待ったMATA©︎TANAでした!!なんせ昨日FUNK FUJIYAMAで面食らってたので(FUNK FUJIYAMAも楽しかったけど)、別の意味での「まってたよーー!」でもありました(笑)東京公演終わったときからまた言いたくて堪らなかったし、この赤く騒がしい光をもう一度待ってた!!!!!!!!!1週間前に観ただけでこんなにも恋しくなっていたのに、5年待った方達はどれだけこの空気を待ち焦がれていただろうと思うと想像を絶する。号泣するほど復活が嬉しかっただろうな……と思ったり。

MATA©︎TANAの影響で他の曲いろいろ記憶から飛んじゃってるんですけど(ミ・アモーレとか風唄とか愛情とか)、その中にあったシャナナ☆は忘れられない。曲が始まると同時、くらいから客席がザワザワし始めて、その客席の空気からもう鳥肌が立った。なんかすごいの始まるんだろうなみたいな。歌って踊るなおちゃんと、夢の中の景色のような舞台上の光景。あんなに確固としていて、光を集めて、美しく輝く衣装があるんだ……と思った。幸せを振り撒くように軽やかに跳ねながら踊る5人が信じられないほどに透き通った明るい光に充ち満ちていて、でも確かに舞台上に居てなおちゃんの力強く優しい歌声がその確かさを強く認識させてくれるような心地がして、「幸せがここにある」という感覚になった。思い出すだけでも涙が出そうだし、本当に辛い時に朱雀のあのシャナナ☆を観たら「私にも注がれる光がある」という気持ちにさせてくれるだろうな、と思う。という意味で、あのシャナナ☆は世界を救うと思うんですよね…(本気)。例えば、光が鋭く激しく強すぎるせいで「影」との乖離を感じて光を遠くに感じ、辛くなることってあるけど、シャナナ☆の光はそうじゃなく、寄り添ってくれる光、降り注いでくれる光、ひたすらに温かい慈愛の光なんですよね。まなちゃんなおちゃんあゆちゃんの後ろで、しっかりと力強く花を添える早乙女兄弟にもウルっと来た。

シャナナ☆の次は祭男爵だったんですが、祭男爵をずっと待ってたかのように鞄からバチを取り出して完コピしてるお客さんが近くにいて物凄かった。愛…!!観客も踊るタイプのやつ。まなちゃんが客席降りのときにそのお客さんに気付いて一緒にバチ合わせて踊ってた。楽しい!!!!!

風唄と愛情の後は乱の舟唄、ゆっくんです。私はずっと踊りに関して「太一さんは人間離れした人格で、ゆっくんは人間」みたいに思ってたんですよ(太一さん、別に神とかじゃなく、巫女、みたいなそんな感じ)。変な言い方だし踊りのみに限った勝手なイメージだけど、太一さんは「捧げる人」、陽之介さんは「寿ぐ人」、ゆっくんは「生きる人」みたいな踊りだなという感じがものすごくするんですよね(中でも私は陽之介さんの踊りがめちゃくちゃ好きです)。でもこの乱の舟唄に関しては、「人から神になる途中」みたいな感じがして身震いがした。さっき挙げたどれでもなく。神々しく強い光を感じたような気がして、ザワザワっとした。「ヤバい!!」と思った。あと長物をパシィ!って床板に叩きつけるのが好きでした。

陽之介さんのよせばいいのには創さんの影ナレコール「陽ちゃん」が今でも鮮明に思い出せる。陽之介さんニヤニヤしてて可愛い〜〜〜〜…………!!!!!

そしてラストはShake Hip!!でした!幸せまみれだった。こんな楽しいものが残されていたのが衝撃だった。舞台上でみんなが両手ピースをすると客席も両手ピースで返して、リズムを作ってパンパン手を叩くと、またパンパン手を叩き返して。ハッピーオーラで泣いてしまう。心が潤った。楽しいし幸せな時間がこれで終わってしまう寂しさもあり。一生続けばいいのに…!と思った。

アンコールは千本桜(ラップあり)だったんですけどもう間奏でラップがないと物足りなくなってしまいましたね^^

 

 

というような感じの岐阜の2日間でした!お花の文化にも驚いたしお芝居の何でもアリ感にも驚いたし、送り出しの文化にも驚いたし。でも、驚いたとはいえ割と冷静に見れていて、それは私が東京公演の直後に違う劇団の大衆演劇を観に行っていて、あまりに舞台上と小屋と客席が一体化した様を見ていたからなんですね。それ故に、岐阜に行ったからこそ分かる「客席と舞台上とで作り上げる朱雀の大衆演劇」が観れたのかなというのを感じることができました。

楽しかった!!!!

また朱雀の大衆演劇が観たくなってしまったので次はほんとの「まってたよー!」が言えるように心の準備をしておきます!!

 

改めて、太一さん29歳のお誕生日おめでとうございます!!!!(ちょうど今日!)