記憶を新鮮なままで

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概すると藤原さくらちゃんの歌声いいよね〜!という話

こんばんは!

ちょっと唐突に藤原さくらちゃんの話をします!基本的にはさくらちゃんめちゃめちゃ好きなんですよね〜という話。

 

私は以前7年間ほど福山雅治さんの大ファンで(福山さんの歌イントロドン選手権なら優勝する自信がある)、その流れでさくらちゃんを知ることになったんですね。というのも2016年春クールの「ラヴソング」というドラマの主演が福山さんで、相手役にまだ無名に近いさくらちゃんがオーディションで抜擢されて。LINE NEWSでそのことを知った当時高校1年生の私は「20歳のヒロイン?!!?ましゃの相手?!?」と相当驚いて全身ジャージ殴り込みヤンキーの勢いでカチコミながらオーディション動画を見に行ったんですよ。ギター抱えて椅子に座った細いロングストレート髪の女性がそこにいて、顔はタイプだな…なんて思いながらじっと動画を見ていたらオーディション最中に歌を歌うことになったさくらちゃんの動画がちょこっと挟み込まれていて。

“Stay, I need your love. I wish we could go back to where we were.”

ここの部分だけが流れていたんだけど、伏し目でアコギを掻き鳴らしながら出す、低音なのに透き通っていて倦怠感と希望を両方含んだこの声にめちゃめちゃ圧倒されて電流が走って、私の中にいたヤンキーが土下座しながら消滅した。度肝抜かれてハァ〜何これ誰これって調べまくった。私には昔から意図して作り込まれていない才能や素材の部分に「意味」を見出すと大興奮する属性があるので、さくらちゃんの「歌声」が含んでる様々な要素を感じ取った途端に血が騒いでのめり込んでしまったんですね。その後の動画は3日後くらいに追加されたオーディション合格動画で「1995」を弾き語りしていたことくらいしかちょっとよく覚えてないけど(笑)、私は最初に聴いた英語のめちゃめちゃカッコいい歌が気になって仕方なくて、歌詞をリスニングして曲名を知りたくてすぐに検索をかけた。「Cigarette buts」っていうんだ〜〜!!タバコの吸殻〜!めちゃめちゃかっこいい〜!YouTubeでも同じの探そ〜!と思って検索をかけたらCigarette butsが収録されている「a la calté」というアルバムのダイジェストムービーが出て来たので聴いてみた。すると、2曲目のCigarette butsを聴いた後に4曲目にめちゃめちゃ聞き覚えのある歌が出て来て。「just one girl」という歌なんだけど、これは私が中学生のときに観ていた「学校のカイダン」というドラマ(広瀬すず神木隆之介出演の学園ドラマだよ!ピチレモン(小中学生向けファッション雑誌)の専属モデルだったすずちゃんが初めてドラマに出るって宣伝してたから観てたんだけどここで私は須賀健太を初めて知ったよ〜!冴えない生徒会副会長の役だった)の挿入歌。めちゃめちゃ良いところで流れるこの挿入歌が当時凄く好きで、最終話のエンドロールで何気なく「この洋楽好きだな〜何て名前の外国人歌手かな〜」とか思いながら文字追って探してたら「just one girl:藤原さくら」って出てきて「エッ日本人?!」ってなったのを思い出した。過去の好きと現在の好きが繋がって、私この人の歌潜在的にたぶん好きなんじゃ…と思って他の曲を漁ったら「Ellie」「ラタムニカ」他好きな歌がいっぱい見つかって、これはもうそういうことだ!!!と衝動的にこれまで発売されたアルバムを全部買ってひたすら聴いた(これ全部「ラヴソング」が始まる以前の話!(ラヴソングのオーデ動画で藤原さくらの存在知ったのにな!)!!自分でも自分の行動力に引く)。ここまで来るともうファンなので「推し(福山さん)と推し(さくらちゃん)が共演するドラマ嬉し〜!!☺️☺️」という気持ちでワクワクしながらドラマを観ていた。ドラマを観ていてもCDを聴いていても私はさくらちゃんの歌声と歌い方と作り出す空気感が本当に好きで、「どうせ」みたいな諦観と「それでもやっぱり」みたいなちょっぴりの希望が両方上品にぐいぐい伝わって来るのがめちゃめちゃツボで。

と、ここで、結論が見えてこなくて読みにくい文章になってることを自覚し始めたので私のツボにハマっている好きな歌を紹介していきますね〜!(唐突)

◯「Give me a break

これ始まりからめちゃめちゃカッコいいんだけど、少ない量の音でリズムを心地良くズンズチャッカ刻んで作り出す短調「頭の後ろで手を組んでダルそうに歩いてる感じの空気感」が堪らなくって。「あたし海へ流れて かたちさえ消え失せて なにかの一部になっていたいわ」という歌詞も好き。「good morning」というアルバムに収録されてる。

◯「嘘つき

すんごい暗くて斜に構えて心の中で偽善のしんどさに苦しみながらため息をつくタイプの低音早口な歌。根暗に効く歌です。「'祈り'にはどこか偽善が紛れていて目を見開いてる 気付いた途端に意味は消え失せた いっそ'良い人'のままでいたかった」っていう歌詞ビリビリ来ませんか…。輝きや祝福の裏に確かにある下品な欲の部分を冷静沈着につらつら述べてるこの歌めちゃめちゃ好き。「full bloom」というインディーズ時代のアルバムに収録されてます。なんと高校3年生。in福岡。当時10代の彼女がこの歌詞をサラッと入れ込むのびっくりしませんか…ため息…

◯「ラタムニカ

これも短調の暗い曲だし通してずっとどうにでもなれみたいな歌なんだけど「誰も気付かず朽ちて死んでいけよ」と1番の最後で言い、2番の最後だけ「お願い最後だけ抱きしめてよ」と言うんですね。さくらちゃんの歌と歌声は諦観9割希望1割くらいで好きなんだけど、このラタムニカも曲全体として諦観9割、最後に強がりの希望1割、となっててさくらちゃんっぽいな〜と思う。「I need あなたの星空を I need 全てよこしなさい I need あなたのお目出度い脳味噌をよこせ」って始まるのもやばくないですか。今のさくらちゃんがこんな歌を歌うのが全く想像できないな。これも「full bloom」収録。

◯「Cigarette buts

さっき言ったやつ(オーディション動画)。これは例の動画の第一印象でやられたのでそれを見てもらえれば手っ取り早いんだけど残念ながらもうだいぶ昔に公式から削除されてて悲しい。歌い出しがめちゃめちゃかっこいいし失恋の切なさを上品に痛切に、でも小綺麗にして最後まで歌い上げてるのがめちゃめちゃ好き。最後はまた希望と諦めが混ざった感じで終わるんだけど終盤の木琴がめちゃめちゃ切なさを煽るからオススメ。「a la calté」というアルバムに収録されてます。

◯「My Way

ここまで挙げた中だと一番明るい歌だと思う、諦観6割希望4割くらいかな。自分には何にもないや〜って迷って後ろ向きになってるような気持ちにめちゃめちゃ寄り添ってくれるんだけど、でも自分らしく頑張ってみれば?みたいに肩と背中をそっとトントン叩いて押してくれる優しくて楽しい歌。曲調コロコロ変わって楽しいよ!「play」というアルバムに収録されてる。

◯「Sakura

これはね〜〜〜〜めちゃめちゃサビが綺麗。あと曲調が切なくてまっずい山葡萄食べたみたいな気持ちになります(※偽義経冥界歌)。たぶんこれ「ラヴソング」で福山さんがさくらちゃんに提供した「好きよ 好きよ 好きよ」っていう歌のアンサーソングだと思うんだよね(バイクの音、「今年も街にあの花が咲いて」「今は自分のこともやっと好きになれたわ」「あの日君は一瞬で世界の色を変えてくれた」「あの歌口ずさんで帰ろう」等の歌詞)。さくらちゃんは「佐野さくら」という役なんだけどこのSakuraは佐野さくらの歌なんだろうと思う。ラヴソング観てた人は聴いてほしい。最終話観た後だとグッと来ると思う。サビの「春、」のとこがめっちゃきれい。「play」収録。

 

という感じなんですけれど…めっちゃ紹介してしまいましたけど…私ほんとにさくらちゃんの短調の歌が好きなんですよね。歌声が低いぶん曲調が短調だと暗い部屋の隅でダラっと三角座りして天井を仰いでため息ついてるみたいな世界観が作り出されるし、それでいて声に希望や期待を含んだ透明と揺れが存在してるから低い声で暗い歌であっても強い憧れも含めちゃうんですよね〜〜。

その魅力に強烈に惹かれて私はずっとさくらちゃんのファンをしていて、1年後にできたファンクラブにも受付開始の日にパソコンに張り付いて受付開始時刻の12:00ぴったりに手続きして早めの会員番号をゲットして「最速入会御礼!」みたいなシールもゲットして、会報のアンケートに載ったりもして。CD発売イベントに行けば激重な手紙とイラストをプレボに入れたり握手でど緊張してカミカミになったり、そんな感じだった。

でもその辺りからさくらちゃんの歌の「諦観」の比率がどんどん小さくなっていって、「希望」とか「ハッピー」とか「あたたかさ」にめちゃめちゃ振れてる歌がどんどん増えて行って、なんか私の好きな雰囲気とちょっぴり外れてしまったな〜と薄々思い始めた丁度その頃に私が受験生になってファンクラブの更新をいつの間にか忘れてしまっていたことを契機にそこまでのめり込まなくなっていって(声(と顔)は唯一無二で大好きだから追っかけてはいたけれど)。

で、そんなこんなで大学生になり、福山さんからも離れ、太一さん良いな〜新感線良いな〜となっていくうちにまたさくらちゃんに再会してしまった(笑)義経はめちゃめちゃ楽しくライビュを観たけど、さくらちゃんがめっちゃ大きな舞台で芝居してめっちゃ大きな役もらって舞台上で歌声をいろんなキャラに絶賛されて、スクリーンにドアップで何度も抜かれて、なんかそれにいちいち感動しまっていた。私が一番見てない時期になんかめちゃめちゃ大きくなってたな…という気持ち。

義経でさくらちゃんの歌やっぱりいいな〜と再認識したので最近毎日ずっと曲を家でかけていて、やっぱりすっごい好きだな〜と思ってる。あの役であの歌を歌ってる女の子こんな倦怠感満載で歌ってるのやば〜〜!!☺️☺️みたいな新しい楽しみ方をしてる。今の歌からは希望とか夢の要素がひたすら伝わって来る感じがして、そこも魅力ではあるんだけど、「倦怠の中に見え隠れしてる希望」みたいな感じが出てる昔の歌の方が私は声の調子も表現の仕方も好きだな〜と思う。ただ我が道を行ってるさくらちゃんだからこそ好きなので、どこに辿り着くのか見てみたいな〜という気持ちでいる。偽義経でもこの人の低い稀有な声が好きだな〜と思って最高だった。

 

なんか結論がないまま書くことなくなってもうここでブログぶつ切りするんだけど(責任放棄)、にせつねのおかげでさくらちゃんの歌をまたいっぱい聴くようになっていろいろ考えたよ〜!というのを私がただまとめたかっただけでした。まとめられなかったけど。まあいいや公開しちゃう!🌸

また夜中に書き始めて明け方までかかってしまった!寝ます!