記憶を新鮮なままで

こっちでもりんごアイコンです。見たまま聞いたまま感じたままを咀嚼しきる前に留めておきたい。コメントくれるとめっちゃ喜びます。

風髑髏にハマりました。(ネタバレだらけ)⑤

④の続きです。

髑髏城に侵入した6人、まずは沙霧(岸井ゆきの)&三五ペアですよ。2人で髑髏城を抜け出した前科があるからさぞ相性も良いのだろうと思いきやうっかり髑髏党に見つかってしまった2人ね。三五の「俺は裏切ってばかりで戦ったことがないので自分でも己の力がどれくらいかよく分からない。手加減などという小技は通用しない。心してかかってこいっ」からの「俺ってばものすごく弱いじゃないかー!!」、この件は流石三五。からの「申し訳ございませんでした!!」と安定の裏切り、そして狸に目潰しさせる三五を見て三五はコメディ要素だなと改めて。「沙霧おまえ俺が裏切ると思っただろ」「その予想を全力で裏切ったんだ!」と言う三五、魅せたね〜!って感じ。

続いて太夫田中麗奈)&兵庫(山内圭哉)ペア。猿翁の指揮のもと鉄騎兵達が雑賀の銃を太夫めがけて打ち放った瞬間登場し弾丸を一身に受ける兵庫ね!!!そしてお腹の磁石にくっついた弾をポロポロ払い落とす兵庫不覚にもかっこいい。贋鉄斎(橋本じゅん)も登場し種明かしして磁石を捨てて笑うも雑賀の銃は二連発だからもう一度打たれる、絶対絶命じゃんこの3人どうなってしまうの…!!!って思った瞬間舞台の明かりが暗くなって流れるナレーション。「そのとき、兵庫の髪飾りが猫じゃらしのように見えた。」猿翁の腕からするりと抜けて兵庫の方にスローモーションでジャンプする猿翁の猫(スケキヨ)、「スケキヨ〜〜!」と猫を追う猿翁。この雑すぎる必死の一手みたいな仕掛けに何度見ても笑っちゃう、めちゃくちゃアリです(好き)。兵庫の方に飛び出して行ったんだから当然猿翁は銃の的になるわけで、「スケキヨは、無事でしたか…」と言って倒れる猿翁、ごめんけどめちゃくちゃ面白かった。

1人兵庫はこのあと現れた蛇眼と戦うけどここも面白かったね、蛇眼の鎌鼬の仕組みがバレバレだから2人は正々堂々刀で戦うわけだけど兵庫が肩にかけた長い鞘とは裏腹にポン!!って音立てて抜いた刀のなんと短いことね、蛇眼の「なんだその刀は」に対して「うるせえうるせえ〜〜うるせえ〜研いだらこんな短くなっちまったんだよ〜」の声の調子と大きさのバランス感が絶妙で山内圭哉好き。戦うときも何度も兵庫が有利になるのに「もらった!」って言ってとどめを刺そうとしても短いから届かないし、それが何度も続くし、しまいには刀をヒョイヒョイ邪眼の近くに晒して「オ〜〜イ」「ウ〜〜イ」って小学生みたいな脅しかける兵庫めちゃくちゃ好き。でもやっぱ不利になって危ない兵庫だけどここで突然のアップテンポミュージック、何が起こるかと思いきやその瞬間ダッシュで「鎌使いなら村一番だに!!!」って言いながら現れる磯平ね、突然すぎるけどタイミング良いし間違いなく見せ場。「これを使うだに!」って兵庫に鎌を投げたときの兵庫の「これは、マイ鎌」にも笑うし「鎌はおらたちの魂だに!」と言う磯平と2人で蛇眼を破茶滅茶にするの斬新すぎて楽しい。戦いながらなんか足に細工してるなと思ったら足に鎌を片方とりつけて手足両方使って戦うしほんとなにやってんのって思ったら「悪い稲を根こそぎ刈る。旋風稲刈剣!!!」の決め台詞ね!!面白すぎるけどかっこよかった、プライド高そうな蛇眼が鎌に負けるのもシンプルに面白い。でもそのかっこよさに浸る間も無く刀を放っぽってた兵庫の頭をハンマーでガツンと殴る贋鉄斎、オチとして完璧すぎた。

 

追記

どこのタイミングだったか、髑髏城に入った家康(生瀬勝久)が髑髏城内で奔走する6人を見て「あのバカども…!」と言うシーン、完全に殿で少し萌えました。

 

続く