記憶を新鮮なままで

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【ネタバレ】プロメアのリオくんに骨抜きにされました

プロメアを観ました。松山ケンイチ早乙女太一目当てで観に行った当作、声優陣の声のお芝居も当然の如く素晴らしかったわけですが物語とキャラが良すぎて作品そのものに惚れてます。まあそりゃあそうでしょう、向井理目当てで観に行った風髑髏で脚本と松山ケンイチに骨抜きにされてそのまま髑髏城シリーズ虱潰し的に週2ペースで観てしまったくらい中島かずきさんは私的にどハマり脚本家様だったのですから。べらんめえ調で一直線バカなガロ・ティモスも心の闇が深くその胸板に愛憎全部押し殺してるクレイ・フォーサイトも好きなんだけどなにってリオ・フォーティアが罪深すぎないかな大好き…って思ってます(全員フルネームで言いたいのはご愛嬌)。私は大人びた少年(心は綺麗)or少年のままな大人(ただし酸いも甘いも噛み分けた後の境地)が大好きなんですがリオくんは圧倒的前者に当てはまって大好きオブ大好きです。属種としてはクリストファー・ロビンくまのプーさん)と同じですかね、よく見りゃ髪型もちょっと似てるか。リオは髪が黄緑で線がほっっそい非現実的な概念っぽいところも遠くて遠くて滾ってしまうしとにかく顔が綺麗すぎて傷つけられない。ここまでリオくんのビジュアルが好きというお話です。でもそれだけじゃないんだなリオくんの崇高な誇りとか仲間を思う気持ち、虐げられた者としての屈辱に必死に耐え自らを律するそのパワー、ひたすらに属性が月。背負ったものが重すぎてリオの放つ月光が凄まじくていつまでも泣けるほどにリオが好きですね、好き…

別にリオ単体が好きなわけじゃなくて(リオ単体も好きなんだけど)脚本というか創り出された世界観がはちゃめちゃに好きだし盛り込まれたメッセージと巧さにいちいち唸ってる。さっきも触れたけどリオが虐げられた苦しみにじっと耐えるところ。洞窟の中で瀕死のシーマちゃん(シーマってギリシャ語で犠牲者なんだってね、やばい)に炎を吹き込むも結局助からなかったときのリオの無力といった表情がリオの苦心を逆に物語っているなと思った。ガロが気付いたように差別される人々に対し非難の目を向けるのは当然の原理だとしても浅薄だし、虐げられた側の立場にしっかり立って弱さではなくその強さも知れる良い機会だったのではないかと思ったり。リオたちバーニッシュがただ突然変異だというだけなのに暗い洞窟の中にひっそりと身を隠し暮らさなきゃいけないというのも見ていてかなりこたえた(追記:マッドバーニッシュがかなり破茶滅茶にその力を悪用して街や人を焼いてたことがリオ編で描かれていたのでそれを考慮するとこの差別=世間からの非難の目は当然のものだとは思うけれど、でもそれをどうにかバーニッシュが安心して暮らせるように逃げ隠れながらリーダーとして考える賢いリオくんが好き)。リオがあまりに素敵で愛すべき人物として描かれているからこそリオのように差別された人々の苦しみも屈辱も疑問もスッと入ってくるような気がする。

あともう1つすごく印象的なシーンがあって、まあ最後なんだけども、完全燃焼の炎の色は水色なんですよね…ここまでのシーンで使われた水色って全部氷だったじゃないですか、だから「消火」という意味合いを兼ねた「水色の炎」なのかなと思ったら、完全燃焼だと温度が高いから炎水色なんじゃん!!!って思ってクワァァ…ってなりました(小学校の理科でやった!)。水色の炎は最強、というのはどこかガロ(バニレ=消火=氷=水色)とリオ(マドバ=炎)の合わさった力(つまり人種の境を超えた力、とも取れる)こそが最強、といった意味合いのようで顔を覆ってしまった。「全て燃やし尽くそう。君の燃える火消し魂が必要なんだ」とマドバの親玉であるリオが言う意味がここにあるなって思った(誰より強いバーニッシュフレア×誰より熱い火消し魂)。ガロがいるからこそ出せる水色の炎。ガロデリオンの真骨頂は水色の炎で、つまり完全燃焼。ガロとリオは2人で1つになるとき完全燃焼できるし、この2人は最強だぁ…って思わせてくれたしガロもリオも大好きだし鮮やかなで綺麗で幸せで明るい水色が街を覆っていく爽快感がたまらなくて胸がすうっと感動する素敵なエンディングだったと思う(リミスリ(THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY)のラストでも同じような感覚に陥った)。とにかくプロメアが大好きだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜リオもガロも大好きだ〜〜〜〜!!!!!!!という感想殴り書きでした。寝てないもので読み辛いのは許してください。寝ます。

 

追記

プロメアのこと考えすぎて拗らせてプロメアとリオのプラトニックな関係に思いを馳せてるのでそれはツイッターに吐きますね!