記憶を新鮮なままで

こっちでもりんごアイコンです。見たまま聞いたまま感じたままを咀嚼しきる前に留めておきたい。コメントくれるとめっちゃ喜びます。

正直コロナ禍がかなりしんどい!

 

こんにちは!たたたんです。

超久々に(ブログ移行してから初めて)普通のエントリ。コロナでいっぱいの2020年、皆さん元気ですか??私はね、元気じゃないです。心が!こんな負のブログあんまり書きたくないけどコロナ騒動の中で心が磨耗してしまった結果自分に起きたあれこれの記録なので残しておくね。

これまで私は主だった災害や不幸に見舞われてこなかったから自分の生活に影響を及ぼす「災害」は今回のコロナ禍が初めてなんだけど、災害ってひどく心を蝕むね!?人が無差別に命を取られることに対する心傷は災害だから勿論あるにしろ、直接自分の身に降ることとしては初めの頃は「中止に延期にアンラッキーばかりだな〜」くらいで自分の心のいわば「事実から来る外的なショック」で止まっていたんだけど、7月に入ってから特に「代わり映えしない毎日への諦観」「行き場のない将来への不安」「なんかもうどうでもいいやという気持ち」でいっぱいになって「心を直接蝕む内的なショック」を自覚するようになった。外的なショックって「事実」が自分の中で薄れたら一緒に薄れていくけれど、内的なショックは原因が「日常の倦怠感」だからもう日常が変わるしかない。つまりどうしようもない。

◯日常のサイクルへの影響

どうしようもない…とか言ってると私の心の中に住んでる井伊直虎が「やってみれば分からぬではないか」*って吠えるからそれもそうだなと思ってオンラインサークルに新しく参加したり運動を始めたり家で出来るバイトを始めたり、とりあえず「日常を変えること」に躍起になってみたんですよ。これまあよく考えると無鉄砲にタスク増やしてただけだったんだけど、その結果エネルギーが消耗してるのにタスクも増えたせいで首が回らなくなって結局「大学の学問」さえ疎かになってきて、全てが中途半端になってしまいフリーズしてしまった。毎日「やらなきゃいけないあれこれ」を追っかけて疲弊してしまっている。学問ってタスクではあれど娯楽だと認識(そう思わなきゃやってられないし好きな分野に進んだので)してるんだけど、その認識が最近は消失して「消化しなきゃいけないこと」みたいになってる。しんどいな〜〜〜。大学に通えてた頃は人と話して人から得るエネルギーで生きてた部分もあったんだろうと思う。まあオンライン授業って良いこともあるんですよ、チャット機能のおかげで意見交換が活発かつスムーズに行われたりするし。でも究極画面ばっかり見つめて「コミュニティ」の一切無い大学生活楽しいか??という話なんですよね。よっっっっぽど好きな学問出来てない限りは楽しくないです!

 

◯趣味への影響

私のことをよく知ってる人は私が三度の飯よりドラマが好きだと知ってると思うんだけど、なんと私、コロナ禍が深刻化してからドラマを殆ど見てない。朝ドラはギリ追いついてるけど民放ドラマはゼロ。大河も5回くらい貯めてるんじゃないかな。ドラマからエネルギーをチャージして、見える世界を広く自分の感情をふくよかに、そうして心を満たしていた日常のサイクルが今は一切無い。でも原動力自体はあるから辛うじて身体は動いてる。なぜなら「推し事」はそのままの熱量で続けることができているから。何が言いたいかというと、つまり今、趣味を分散する体力が無いということ。

心に元気がある頃は超貪欲だった。いっぱいドラマ見ていろんな場所からエネルギーを頂いちゃうぞ!という気持ちに充ち満ちてドラマも沢山見てたんだけど、心に元気がない今は「大きい1つのエネルギー」のみに縋るようになっている。幸い私が今推している人は規格外のエネルギーを放つ人*なので、エネルギー補給にはあまり困ってない。でも「酸素がないから酸素ボンベにその都度頼る」みたいな感じ。

エネルギー源がそこかしこに在った以前と比べると、現在は日常における「身の回り」の酸素濃度の薄さを切に感じて苦しいのも事実。日常に溢れる酸素(ドラマ等)に生かされてきた身からすれば酸素ボンベ、つまり"超お助けグッズ"だけじゃキツく感じることも結構あって。だって24時間「エネルギー濃度の高い推し」という酸素ボンベを片手に毎日を必死に生きるの、苦楽の狭間じゃない????* 例えばゴキジェットは有難いけど、だからと言ってゴキブリが大量発生する家に住んで心安らかかって言われたらそうじゃないでしょ。お助けグッズさえあれば安心なんてことじゃないんですよ。

酸素ボンベに話を戻すと、ボンベって有難いし幸せだけどまあボンベのみに頼る生活はキツいっちゃキツい。酸素ボンベは何も悪くない、そこに在ってくれるだけで有難い。推しの姿を見るだけで有難い気持ちになる。でも何って「酸素ボンベがなくちゃどうにもならない日常」が悪いんですよ。日常に溢れてるはずの酸素を吸う気力を起こさせないコロナ禍が悪すぎるんですよ。酸素ボンベは「必要分+α」のエネルギーを補ってくれるけど、あくまでも「穴を埋めて元気をくれる」だから。何の変哲も無い日常の中で刺激をくれて心を潤してくれる''どデカいエネルギー''が摂取したくて推し事をしているのに。穴を埋めてほしいわけじゃなくて、積極的に摂取していきたいんですよ。

推しがくれるエネルギー量は変わらないはずなのに、それを受け取れるキャパが今の私には少ないのも悲しい。前に「''命を燃やして生きている推し''を命がけで推してる」って書いたけど、こんな「命がけ」を言ってるんじゃないんですよ。「強さ」にめいっぱいの「強さ」で返したいと思っているわけであって、私の気が仮にぷつりと切れたら私がことりと死んでしまうような、そんな弱々しい「命がけ」の話じゃないんですよ、言いたかったのは。

 

◯三度の飯より悲劇が好きなのに

私「悲劇」で心をゆっさゆっさ揺らすのがすごく好きなんですね。ありったけの「辛い」を浴びて、思考が一時止まるほどに全身がとてつもなく大きな感情に満たされるのが大好きで。そのフリーズを経て動き出した思考がものすごく活発になってゆくのも大好きで。悲劇を見ると心が満たされて幸せになる。

昨日までの5日間、連続で「心がしんどくなる」を浴びられる或る舞台作品のシリーズが無料ライブ公開*されることになっていたので、「絶対大好きなやつ」と思って飛びついたんですね(ずっと気になってた&推しの弟が出ていたから何の苦もなく視聴する力が沸いた)。

「大好きなやつ」だったんですよ。極上の絶望。ただ、3日目くらいから異変が生じ始めて。めちゃくちゃ心がブルーになってきたんですよ。あまりに作品が面白すぎるからそれでも観るんだけど、あー、悲劇って自分の心がハッピーなときに見る贅沢なものなんだな、と感じた(作品は本当に面白くてブログ書いてる今も虜だし最新作も観に行こうと思ってるけど)。

日付を跨ぐ頃、日常から延長したブルーな気持ちの中でとんでもない惨劇を描いたその作品のことを考えながら「絶望」としか言いようのないサントラを聴いていると、すごく退廃的で心が折れたような感覚になったんです。「あろうことか大好きな娯楽で心が折れるなんて」というショック(これも作品から得た体験だから超大事にするけど)も相俟ってよけいに気持ちがメソメソして、気付いたら萎んだままぐっすり眠りこけていた(真夜中に目が覚めてこの状況はまずいなと思ったのでブログを書いている)(ブログを書くエネルギーも最近全く無かったけど、それでも書こうと思うほどに危機感を感じた)。

作品を嫌いになることは無いし感情を昂らせてくれるものはどんな形であれ養分なのでこれからもずっと心で輝き続けるけれど、とは言えこんな感覚が初めてで、ひとえに「災害って怖い」と思った。

 

その他に自分の身に起こったことと言ったらストレス過多でこのコロナ禍期間にアトピーが発症したことくらい!!笑(笑い事では無い)

とにかくみんなで頑張ってコロナを乗り切ろうね。心を死なせないように可愛がって育てていこうね!という話でした。まとまってない気もするけどもういいや。そんな感じでした!生きよう〜〜〜〜〜!

 

追記1

この非常時に身の回りの趣味をポーイしてたった1つの趣味の精度を上げて行ってしまうの、趣味じゃなくても全然当てはまると思ったので物によっては気をつけなきゃいけない。緊急時だと、自分にとって今一番見え易い「救い」が、「たった1つの光」に見えてしまう。

 

追記2

寝ぼけてるから酸素とかエネルギーとかちょっとよく分かんないまま考えないままふにゃふにゃ書いてる。理科的にちょっと変みたいなのはすみません!

 

追記3

推しをゴキジェットに例えるのは流石に良くないと思ったけど10分頭捻って思い付かなかったから許して(しかもちょっと分かりにくいから1番タチ悪い)。

 

追記4

どデカいエネルギーを受け取れるキャパが今の自分には無いって言ったけど推しがyoutubeを開設する時には物凄く大きい感情が溢れ出てドバドバ泣いてしまったので(情緒)、この時期に凝り固まりがちな感情を解放してくれる推しにはやっぱりホントに感謝してもしきれない。

 

*心が比較的ハッピーで余裕がある方は大河「おんな城主 直虎」を是非見て。最高。

*エネルギーが高濃度でギュッッと詰まってる場所は「SAOTOME TAICHI CHANNEL」なので気になった方はyoutube見てみて。最高。

*推しのタイチサオトメが舞台を作るときに自分の限界を遥かに超えた体力を駆使して気付いたら酸素ボンベ吸わされてる、という逸話を思い出して改めて半端ないなと思ったのでした。

*極上の絶望を味わえる舞台は「TRUMP」シリーズ。余力があれば調べてみて。最高。私はグランギニョルが一番刺さった。

6月6日のインスタライブの記録〜「心で心を見ろって言ってんだよ俺はァ」〜

2020年6月6日、実家の用事から帰宅する車の中で渋滞に合い、かつ高速になかなか乗れない太一さんと祐也くんのコラボインライ(太一さんが運転しながら喋って祐也くんが家からコメントを拾う)が面白すぎたのと乳山金太郎おじさんの言葉たちがぶっ刺さりすぎたのとでどうしても記録しておきたくて端折りながら文字起こししました〜〜〜。

 

以下太一さん「太」、祐也くん「ゆ」(、時生くん「時」)

「・」は飛ばした箇所

 

◯太一さんが高速に何度も乗れないのを「これは演出」と言うくだり

太「演出ですよ。僕のドライブはスマートですから普段。」

ゆ「みんな演出って気付かなかったみたいですよ」

太「そのさりげない優しさ。気付かない優しさ。感謝なんていらないよ」

ゆ「太一くんのことよく知ってる人なのか『負けず嫌い』っていうコメントがw」

太「負けたと思ってないしな。勝ち負けじゃないから、ドライブは。そんなんじゃないから」

ゆ「発言が男前」

太「男前の発言しか持ってないからな。出ちゃうっていうか、男前やから。男前からは男前しかないというか」
ゆ「この間にフォロー100 人くらい外されちゃいますよ」
太「どぅーもありがとう」
ゆ「出た、それも優しさ」

太「これもフォロー外した人への優しさ。だってみんなフォローしすぎてどれ見たらいいか分からんくなってるやん。だからもう世の中にいろいろありすぎてそれが本当に見たいものなのか分かんなくなっちゃっている世間を正すために、俺は無駄なものなんだということを......提示しているんだよ(ぺこぱのフリ)」

ゆ「そういう人に対しても優しさを忘れずに生きてるんですね、ほぼ優しさで出来てると言っても過言ではないということですか」

太「まあそんなにあの厚かましく言うほどのもんじゃねえから」
ゆ「わー男前」
太「全然全然。気付かなくて良い」
ゆ「男前――。やっぱドライブだからですかね」
太「そうだねぃ」
ゆ「やっぱスーツ着てるのもいつもと違うのかな」
太「うんそうだねぃ」
ゆ「やっぱ職業柄かな、場所と衣装で変わってくるんですかね」

太「うんそうだねぃ。やっぱそうだよねぃ」

◯発言をローランドっぽくしたがる人その1
ゆ「みんな高速は?って」

太「僕に高速は必要ない。人生に必要ない。早く着こうと思えば着ける道もあるけどサ。こうやって知らない道を走ることで、新しい出会いがあったり、新しい発見があったりするのサ。」
ゆ「のサ?w」

太「なぜみんながわざわざお金を払ってまで何の発見もない高速に乗るのかが僕にしては分からない。だからさっきわざと高速に乗らなかった」

ゆ「じゃそれをエンタメに変えたんですね」

太「そう。間違えたというふうにわざとして」

ゆ「気付かなかったなー、間違えたんだと思ってたわ」

太「いっぱい発見があるんだぞ。回ってみろよ、道を。」

ゆ「すごいなあー絶対台本に書いてなかったら読まないでしょそれ」

太「(笑)」

◯高速に敢えて乗らなかったからこの長引いたインスタライブを開くことが出来た人もいる、と言う太一さん
ゆ「高速に乗ってたら全てがなかったということですもんね」

太「ないないないない。なんにもないよ。ただの帰宅だよ」

ゆ「ただの帰宅さえも出会いに変えてくれる男というわけですね」

太「すべてをクリエイティブしなきゃいけないからさ。すべてを創り出していくんだよ」

ゆ「宿命ですね。そういう宿命のもとに生まれたというか」
太「そうだねぃ」
ゆ「だんだん加山雄三さんに見えてきた」

太「ふわぁぁ。どこだろうねぃここは。気ままに行くのも、いいよねぃ」

ゆ「誰ですかそれは w 加山雄三さんじゃありませんよね違くないすかそれw」

太「えーーーーこれは、加山雄三じゃありません」
ゆ「えっとw誰ですかw」
太「小林旭です(ご満悦そうな顔)」

◯モノマネのくだり

ゆ「(太一くんのモノマネは)結構俺は上手いと思う。周りが笑ってなくても俺だけ笑ってますもんね」
太「あんまり嬉しくないな。周りに笑ってほしいんだよ俺は」
ゆ「そうなんですねw」
太「そうだよ。」
ゆ「『そうだよ』w」
太「そうだよ。」
ゆ「そうだよww芦田さんですか?」

太「そうだお。芦田愛菜だお。道が分かんないお。すぅごく、すぅんごく遠回りしたお。ぜぇんぜん着かないんだお。」
ゆ「いいなー似てないのに面白えなそれは」
太「似てねえんかい」

ゆ「声がおじさんなんだもん、雰囲気は芦田愛菜ちゃんなんだけど声は低いんだもんw推してらっしゃいましたけど一時期ずっとw」
太「似てると思ってたんですけどねぇ」

◯発言をローランドっぽくしたがる人その2
ゆ「最近は何見てるんですか、家で」
太「最近は何も見てないです」

ゆ「ゲームですか」
太「ゲームもあんまりですねえ」
ゆ「ゲームもあんまり」
太「はい」
ゆ「えっと......何してるんですかw」

太「そうだなあー。家で見てるものといったら......夢を、見ているかな」

ゆ「foooo!!!!!!............どうですか皆さん。コメントお願いします、僕はコメントできません」

ゆ「夢のあたりで映像が乱れました、あれじゃないすかやっぱ発言で電波さえ揺るがしちゃってるんじゃないですか」

太「あーー。電波も震えちゃってんだ。震えちゃってんだねえ。心揺さぶられちゃってんだ。」

ゆ「皆さんシビれるって」
太「あー。シビれちゃうよなー」

◯おじさん登場、おじさん熱弁

ゆ「(インスタライブのことを太一くんが僕に)いろいろ教えてくれますもんね見てる人が見やすいように。 それもやっぱ見てる人が見やすいように勉強なさってるってことですか」

太「(ここから鼻を摘んだような声で)まァー勉強はしてないかなァーー。僕の場合はねェ、あのォーーーみんなが喜ぶってェことがァ、何か?それは何か?考えるってことすら無いんだよねェい」

ゆ「いやなんだその田舎町の漁師みたいな人はw」

太「なんか人を喜ばせたいなぁとか考えてないんだけどォ、自然と僕がやることを喜んでくれる、そして喜んでくれることを僕が望んでいる、それはもう必然的なことでェ〜、あのォーー計算がどうとか、ウン、こうしたほうがいいかなァとか、おぉん、そんんなァおぉん、 あんま考えてねえからよお?」
ゆ「おじさんおじさんwwおじさんw」
太「ウーン、何だぁ?どしたぁ」
ゆ「多分だけどこのおじさんのライブ配信 3 人しか見てない感じのクオリティですよ」

太「そんなことねえぞぉ、そんなことねえぞぉ?ん〜?いいかァ、あんまり考えすぎちゃあダメなんだあ若えもんはよお。若えもんはみんな考えすぎ、みぃんな考えすぎてんだぁ若えもんは。気ぃ遣いすぎてんのよ人にもっと、フランクに行こうよって、話よ」

太「ホントに行ったら(言ったら?生きたら?)見えてくるものがあるんだあ、今はなぁ。 ホントだったらすぐ見えるものを、自分の目にフィルタかけすぎてんのよぉ!みんながぁよォ。自分の色眼鏡かけすぎて人の本質が見えない、本質が、見ようとしてかけてるものが、 余計見えなくしてる、本末転倒ってんのだなぁ!?これが。分かるかあ、おめえら分かるかあ。いいかあ、もっとシンプルに見ろよぉ人のことを。だからおめえも、俺がなんかコメントをこうしたほうが良いって人のこと考えてるとか言ッてるけどそぉんんなんじゃ 見、!!??!?あッ!!ア ゙、あ、あぁ合ってるか道大丈夫だなァ?」

ゆ「大丈夫ですかwww」
太「大丈夫だあ、危なかったァ今」
ゆ「www」
太「もーーちょっとでまた間違えるとこだったぞおめぇ」

ゆ「今ちょっとおじさん熱くなってましたわ」

太「んーーだからもっとみんなシンプルに見ろよぉ。」

 

◯頭で頭じゃなくて、心で心
ゆ「ちょっと近年の、昨今の SNS とかそういうものに対してもちょっとそういうことを思われてるってことですかね?」

太「エスエヌエスなんか特にそう!エスエヌエスが特にそう!今言ってることが特に!全部が!そう!まず、エスエヌエスは、怖い所でもあるだろうなぁ若えもんからするとよぉ。 知らねえもんから悪いこと言われたりするし、あのぉ」

ゆ「おじさんニュースとか見てるんですか」

太「ニュースは見てねえよ俺は。見てねえ。見てねえけど分かる。こんなことがあったらこんなことが起きるだろうなっていうのはそんなことすぐに分かんだァおめェ。」

ゆ「やっぱみんな「考える」ってことをやってないってことですかね〜」

太「考えることはいいことだよ。考えるってことはニンゲン様に与えられた、とってもとっても大事な才能だけども、ただ考え方を間違えちゃいけねえっつんだよォ俺は、言ってんだァずっと言ってるよ、俺はもう、ずーーっと言ってる4,5日前からずーっと言ってるこれ、 俺は。みんな考えすぎて、よく分かんなくなっちゃってんのよ、で、まぁ」

ゆ「自分で触れることが大事ってことですかね」

太「触れるってか心で見ろってこと!俺が言いてえのは!心で心を見ろってこと!頭で頭を見ようとすんなってことよ、こいつ何考えてんのかなとかって思うだろ?そういうことじゃなくてその人はどういう気持ちなんだろうっていうことを先に考えると相手の気持ちも分かってくるし!この人苦しいのかな悲しいのかなとかって人の痛みが分かることができる、なのに、まあしょうがねえけどよぉ世の中は怖ぇ人ばっかり、そういう人も多いし、 何考えてるか分かんねえ人も多いけども、でも、でも、それでもよぉ、この人何考えてんのかなって、相手の考えを見ようとする前に相手の「心」見ろって言ってんだよお4、5 日前から俺は!!!!!!4,5 日もずっと言ってんだ俺はぁ。なんで分かんねえかぁ?!」

ゆ「おじさんおじさん落ち着いて」
太「落ち着いてりゃぁ俺は」

ゆ「一人で熱すぎです途中から何言ってるか分かんなくなっちゃいますんで。ちょっと熱すぎです」

太「つまりそういうことよ、分かったか?そういうことが言いてえだけ、だから俺は別に考えてねえよって言ってんのよ、俺は心で動いて心でやって、心で道を決めてるだけ。そしたら間違えることもある、それもいい。それもいいんだよ別に、間違えがないと、間違えとか失敗が無えとなぁ、学ぶことが出来ねえ。中には、稀にこういう人間もいる。間違えても間違えてもずっとおんなじ間違えをする岩崎祐也ってのがいるけども、それは稀だァ」

ゆ「稀、はいw」

太「人は間違えたらそれを訂正する能力があるんだ、ただ稀に岩崎祐也がいる。それも才能!それも伝えたいよ、分かる?それも希少価値になってんのよ、希少なんだから。そういう人はなかなかいねえよおんなじ事ばっか間違える奴」
ゆ「ww」

太「なかなかいねえけどよお、でもお前、さっきの話に繋がるんだぞこれ分かるか?お前は心で動いてんだよ。お前は心100%で動いてるから頭が無えの。」
ゆ「(爆笑)」

太「だからおんなじ間違えもする。でもいいこと、心で動くのはいいこと。心で動いてるし」

 ゆ「一応考えてるつもりではいるんですけれどm...」

太「おめえに無えから頭は。だから間違えるけどもよ?それは時として悪い、悪いよ。ほぼ、 ほぼ悪いよそれは。でも、でも舞台立った時はそういうことしか通じねえんだよ!心しか!」

 

◯カルピス登場

ゆ「(笑)ひとつ聞いていいですか?おじさん、運転中ですよね今?お酒飲んでないですよねw」
太「(爆笑)」
ゆ「通常ですよねおじさん?」

太「見えんか俺これ見えるかあ??(ペットボトル持ち上げて)」

ゆ「カルピスですねwwwおじさんカルピス好きですもんねえw」

太「牛が大好きなのよ。」
ゆ「え牛が好きなんですかwww」

太「そうだよォ牛は、牛ぃ...牛を追っかけて育ってんだよォ俺はァ」
ゆ「wwww」
太「おぉい!俺、今運転してて良かったよ。」
ゆ「なんでですか?」
太「コメント見なくて済むからヨ」
ゆ「wwwwwww」
太「今の状況のコメントが怖えよ」

ゆ「このコメントですね今......、、じゃあ読まないようにしときまぁすw」

太「ん、そういうことだぞお、あんま気にすんなぁ。」

ゆ「コメント見る見るもダメなんですね」

太「いや見てもいいけど、見てもいいけどたまに来るからな」
ゆ「たまに来る?」
太「ずん、て来んの。ずん、と来んのよたまに。気を付けろぉ〜」

ゆ「wwwwwおじさんも気にするんですかそういうことは」

太「気にしねえって言ってんだよォ?俺は。流されねえから俺は。ただおめえのことが気に掛かってんだよォ」
ゆ「俺のことを?」
太「そうだァおめえら若えもんのことを気遣って言ってんのよ俺は。」

ゆ「気にするなってことですね」

太「気にするな。そうだよ。ただ、どうだ?...戻っていいか?」

ゆ「wwwwwwこれ一時間以上いけますねwwwww」

 

◯高速チャレンジ

太「いけるけどもォ、喉が疲れてきた。喉が変な感じになってんの、!!?????ちょっと待って今一番の見せ所だからここからがよォ!!!!!!!おらのよォ!!!!」

ゆ「え、高速?」
太「ちょっと見て!冷静に行くぞお。まぁーた分かりにくいんだこれ」

ゆ「道がww今日3度間違えてるからね道wwお願いしますよ?」

太「ちょ、え?...........................(無言)」
ゆ「落ち着いてって来てますよ皆さんから」
太「..................(無言)」

ゆ「え、乗った?高速乗った?......あれ、乗ったんじゃないですか高速」

太「.........あのーーーー...。......。次の高速にする」

ゆ「(爆笑)www名言出ましたね『次の高速にする』www。水曜どうでしょうだったら出てますよねここにテロップ」
太「次の乗り口にしようかなあ」
ゆ「え、え、なんでですかダメだったんですか今の」

太「......行ってもよかったんだけどぉ、あのーーあの、乗っちゃうとそう、そういうこと、 あのお、乗るとぉ...」
ゆ「どうしました大丈夫ですか?w」

太「(うつむいて目を両手でこすりながら)ん ゙あ ゙う ゙う ゙っ゛っ ゙!!乗 ゙れ ゙な ゙ い゙!!!!!(顔ぐちゃぐちゃ)っコ!!!コウソクにい ゙い ゙!!!!高速に っ ゙!ぜんっっっぜん乗れないですゥ............ヒック......だずげでぐだざいッ.........なびが分かりにくくてっ......じぇんっっっじぇん乗れませんッ............!」

ゆ「(爆笑)出ちゃってるよ、落ち着いて」
太「んもうううう嫌です!!!」
ゆ「おちついて、おちついてねぇ〜^^」
太「〇※▲〇▽※に集中したらっ......!」

ゆ「おちついておちついて^^だいじょうぶだいじょうぶ^^」

太「まぁぁぁぁぁた下道入っ.........!」

ゆ「だいじょうぶだいじょうぶだって、ちゃんと帰れてる!道は、方向は合ってるでしょ?」

太「方向は合ってるっ...」
ゆ「方向は合ってるでしょ〜?」

太「方向は合ってるっっ」

ゆ「大丈夫大丈夫だから、帰れる、ぜったい帰れるから、ね^^」

太「かえれるぅ〜〜〜〜〜〜> <」
ゆ「気を確かにして、大丈夫だから」
太「わかったあ・・落ち着くわちょっと」

◯高速に乗れなかった理由を弁明する太一さん

太「車のナビがまじで、何百メートル先右ってなってんの。でも今乗り口左にあったの。右って出てたらさ、右に曲がって乗り口乗ると思うじゃん。たぶんこのナビでは左にまず曲がってから更に右で乗り口やったの。それなのに「右」って先に出ちゃってるから」

ゆ「今なんか誤魔化そうとしてるけど、間違えたってことですね」

太「...間違えてはない。厳密にいうと。」

ゆ「『次の高速にする』じゃなくて『間違えた』ってことでしょ」

太「厳密に言うと間違えてはない。これは日本語の難しいところやけど。」

ゆ「(笑)『間違えた』の表現ではないってことですね言葉としては(笑)」

◯おじさん懐古

ゆ「おじさんが夢に出てきそうって(コメント欄で)言ってますww最悪やんおじさんが出てきたら」
太「さっきのおじさんいっぱい喋ってたなあ」

◯コメ欄に時生登場
ゆ「あ」
太「なんですか?」

ゆ「なんかカルピスおじさんって名前になってる、さっきのおじさんのことをカルピスおじさんって」
太「命名されたんですか」

ゆ「命名された。一緒に飲み行きたいって。あのテンションで来てくれるんでしょ?」

太「うん、ずっとあのテンションで行くよ」

ゆ「でも一緒に飲み行っても絶対こっち喋らんもんな、おじさん一人で喋っとる」

太「(笑)」
ゆ「あれ、なんか『時生さんだよ』って」

太「時生......は何してんだァあいつはァ!時生はほんとにあいつはだらしないんだァ!あいつはもうほんとにだらしがない!」
ゆ「え?おじさん、時生くんだらしないの?」

太「だらしねえど〜あいつは。もう全部だらしねえぞ。」

ゆ「おじさんよく知ってんの?時生くんのことは」

太「いやぁ知らぁ俺は会ったことねえけどよお、見てたら分かるんだよ俺は言ったろさっき、 さっき言ったろ!俺は頭じゃなくて心で俺ぁ人を見てっからそいつ見たら大体のことは分かんだよそいつの」
ゆ「おじさんどんなイメージなの?時生くんに対して」

太「あいつぁなぁだらしないんだとにかく。服も脱ぎっぱなしよ。靴下も脱ぎっぱなし、トイレも流さない。」
ゆ「そういうリアルにだらしないほうですね?」

太「うんちも拭かない!見てたら分かる。」

ゆ「大丈夫時生くんめっちゃ言われてるよー(笑)最悪やんそれ」

太「そうだよくっさいよ〜。だから」
ゆ「やめてwやめたげておじさんw」
太「お風呂入ったこと無えどぉあいつ」

ゆ「やめたげておじさんwwほんとにそう思う人いるからww」

時「(コメントで)うんち拭かないのやばっwww」
太「食べ物も全部こぼす」

ゆ「ほら、『まじ?』っておじさん、信じちゃうからみんな、映画とかドラマとか見ててもこの人臭いんだなって思っちゃうから、ね」

太「これは俺の推測だから。おじさんのこと」

ゆ「でも心で見るとそういうことになるってこと?」

太「そうだ。そうだよ。…時生くん見てんの?」

ゆ「いや時生くん今いないっぽいけどね、さっきいたのかな一瞬」

太「なんだ、言うのが遅かったな」
ゆ「(笑)」
太「皆さんお気づきでしょうか」
ゆ「あれまさか?車窓が早いですよ少し」
太「高速に乗りました〜!(拍手)」

ゆ「乗れましたか無事wあ、『時生くんいる』って言ってますよ皆さん」

太「時生、時生――!!!!!時生おまえ何してんだア?!?!トキオっていうまず、名前もだめだぁあいつは!トキオってなんかすっごい TOKYO感出してよお!地元が下北だとか言って!すごい都会人ぶってるけどあいつは!あいつの心はただのド田舎もんだ!都会ぶりやがってほんとに(笑)」
時「(コメントで)ちがうww」

太「時生ってでも良い奴だからよ。良い奴なんだよ時生は。あいつは俺が真剣なところでよ お、一人で集中してるときに、仕事場だぞ?仕事場の大事な集中してるところにだぞ?あいつがトコトコトコっと来て何したと思う?」

ゆ「相談とかアドバイスとかそういうことですか」

太「違うんだよ。あいつ俺が集中してたらよぉ、トコトコトコって来て、くるっと俺に背を向けて、ブッ!!!!!!と屁をこいたんだよ。ケツの穴もだらしが無え、なんちゅう奴だあいつは!」
ゆ「大事なシーンの集中してたときですよねw」
太「そうだよ、悪い奴だろ?」
時「(コメントで)さいていっwww」
ゆ「悪い奴ですwでも良い奴なんですかw」
太「まあ根っこはな」
ゆ「さいていって時生くんが言ってるw」
太「自分やんけw」

時「(コメントで)眼鏡かけてる太一くんをイケメン、イケメンって言いそうですよね」

ゆ「時生くんが、言いそうってことかな」

太「あいつはなあそうだ、撮影中に俺の眼鏡かけてるシーンがあってよ、かけてスタンバイしてたらよおずーっとイケメンイケメンイケメンって、完全なイジリだからな」

ゆ「褒めてるんじゃないんですか」

太「違うよ俺は心で人を見てるんだから分かるよそんなことは、心から言ってねえことが分かるよすぐに、小馬鹿にしてんだよしかもその時まだそんな仲良くは無えからよお、たぶんどっかで俺が現場で眼鏡かけてクールな雰囲気を出してる俺をからかってんだよあいつはイケメンイケメンだっつって。悪い奴だろ?」
時「(コメントで)やりそう。ww」

◯おじさんの謎
ゆ「『おじさん何年生まれでしょう』っていうコメントが来てますけど」

太「それはもうちょっと考えさせといて」
ゆ「今日おじさん生まれたからw」

◯おじさんの名前発表

ゆ「『おじさんまたライブ出てくれる?』ってみんななんか、ファンができてるなおじさんに」
太「ほんと?」
ゆ「うん、意外におじさんファンが」

太「人生で分かんねえことがあったら何でも俺に聞けェ?俺に。考えすぎちゃだめだよォー、 考えすぎちゃだめなのよ」
ゆ「迷ったら何でもおじさんに聞けっていう」

太「そうだよ(煙草ふかしながら)」
ゆ「人気です、おじさんファンが続々と」

太「ほら見てみろおめえ俺がこれやり始めたときおめえ、インスタの視聴者このおじさん 3 人ぐれえしかいねえとか言ってたろおめえ」
ゆ「言ってました」
太「ほら見てみろいっぱい見てくれる人いるんだよォ」

ゆ「やたらとカルピスおじさんって名付けようとしてる人がいます」

太「わたしの名前決まりました。」
ゆ「え!発表しちゃっていいんですか」

太「はい、わたし自己紹介が遅れました、わたくし「にゅうさん きんたろう」と申しますゥ」

ゆ「(大爆笑)おじさん大丈夫それでw」

太「どうも、にゅうさんきんたろうでございます〜(カルピスを飲む)」

ゆ「すごい別名カルピスさんですね。そっかそこから来てんのかあ。「にゅうさん、きんたろう」さんですか?」
太「そうです、にゅうさん、きんたろうです〜」

ゆ「切るところは「さん」で大丈夫ですね?「にゅうさん」ですね?」
太「ハイ」
ゆ「じゃあ名字で呼ぶとき大変ですね、にゅうさんさんになりますよね」

太「そうだよお、にゅうさんさん。愛燦々もそっから出来てんのよ」

 

◯音楽は心から生まれるもの、心を乗せるのではなく

ゆ「にゅうさんさんはどんな音楽が好きなんですか」

太「俺はそうだねえ俺はねえ、まあ〜音楽を聴くのも耳から聴かねえから。」

ゆ「あっ、まさか「心」ですかまた」
太「心で聴くのよ」
ゆ「心から訴えてることに惹かれるってことですね」

太「音楽ってものはそもそも心から始まってるから。みんな音楽に心を乗せようとしてるけどそうじゃねえ、心から音楽が生まれんだよ?分かるかあ?みんなそうだヨォ、最近はなァ、音楽に心を乗せようと頑張ってる人が多いんだけど、そうじゃねえって」

ゆ「逆なんですね」

太「心があってから、そうだよ心が動いてから音楽が出来るんだよ。だから心を動かせばいいんだよ、その前に頭使っちゃうからなんかこう、作っちゃうんだよ」

ゆ「『おじちゃんにあいみょん聴いてほしいな』って言ってます」

太「あいみょんあいみょん?あれだろ、あれだぁあのぉ......花の歌だなァ?!花の!!」

ゆ「あ、あれですかねマリーゴールドですかね」

太「あの、っよぁうぉ......英語は分かんねえけど、なんかあの幻覚が見えるやつだろぉ花に」

ゆ「wwいやそういうことではないと思うんですけど幻覚...」

太「なんか何でも花に見えちゃうやつじゃないのぉ」

ゆ「wwwどうですか心から出てますかね、あいみょんってのは」
太「あれは心だよ」
ゆ「歌詞をしっかり覚えるっていうよりも先に来ちゃうんですね」

太「心の部分が先に届くから。だから、何に見えるとかそういうのは関係ないの。それが、そう......違うものがぁ、それに見えちゃうほど、それに心があの子は奪われてんの。分かる?分かるゥ?言ってること」
ゆ「みなさん分かりますか?」

太「だって、麦わら帽子は麦わら帽子だよお?だけど、マリーゴールドに...似てるって言うんだっけ何だったっけ歌詞」
ゆ「揺れたマリーゴールドに似てるって言ってます」

太「あ似てるって言ってんのか見えるって言ってんじゃないのか」
ゆ「だと思います」
太「似てるか。見えるかと思ってた」

 

◯締め括り

ゆ「残り 2 分です(笑)」

太「2 分かそうか。じゃあおめえも頭がいっぱい動きそうになったら俺に何でも言え。」

ゆ「はいなんですか?!ww頭が動きそうになったら?」

太「頭がぐじゃぐじゃっとなったら何でも言いなさいってェ、わたしに」

ゆ「おじさんに相談していいんですか」
太「ああ〜。心を動かすことを思い出せェ」

ゆ「そんなうじうじうじうじ考えるんじゃなく」
太「ああ」
ゆ「心で生きなさいってことですかね」
太「ああそういうことだよ」

ゆ「おじさんそういうことを忘れてる社会に対して配信をしてるんですか?」

太「そう、俺が今一番迷ってるから」

ゆ「wwwwwwそれまさかですね、おじさんが一番迷ってるんですか」

太「そう俺発見したこと、ナビに囚われて頭で考えすぎて道を何回も間違える」

ゆ「おじさんの今日のまとめっ!」
太「それが全部に通ずるの。反省点」
ゆ「あと 1 分ですよおじさん。今日はこれ残すの残さないのおじさんこれは」

太「それはお前の心の動くように指示すればいいじゃない、俺の心は残したくない」

ゆ太「(爆笑)」
ゆ「あと 30 秒です、何か皆さんにありますか」

太「俺ぁあと2分で着くから。あのぉ心配しねえでくれ。もう着く。長いライブももう終わりだ。みんなもナビには気をつけろお」
ゆ「これが言いたかったみたいです皆さん」
~終わり~

↓↓直後の太一さんのツイートのスクショ

f:id:tatata_apple:20200704062038j:image

 

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残したくないって言ってたのに文字起こししちゃってごめんなさいという気持ち(笑)!!

私が太一さんをすごく好きになった理由は、頭でいろいろ推察したり捏ねくり回したりして何でも解決できちゃうと過信していた私が、「一番大事なのは心だ」って生き方と表現で命を燃やして示す太一さんにガツンと殴られたみたいな心地になって世界が180度変わったからなんですけど、太一さんってそういう考えだよなあというのがモロこの乳山おじさんの言葉に凝縮されていたので、記録しておこうと思った次第です〜。見返すたびに「ほら100%頭じゃん」って自分を振り返ってしまう。

文字起こしするとどうしても読み辛くて伝わり辛いけどまあ記録なので!(笑)

おじさんありがとう〜〜〜〜^^

概すると藤原さくらちゃんの歌声いいよね〜!という話

こんばんは!

ちょっと唐突に藤原さくらちゃんの話をします!基本的にはさくらちゃんめちゃめちゃ好きなんですよね〜という話。

 

私は以前7年間ほど福山雅治さんの大ファンで(福山さんの歌イントロドン選手権なら優勝する自信がある)、その流れでさくらちゃんを知ることになったんですね。というのも2016年春クールの「ラヴソング」というドラマの主演が福山さんで、相手役にまだ無名に近いさくらちゃんがオーディションで抜擢されて。LINE NEWSでそのことを知った当時高校1年生の私は「20歳のヒロイン?!!?ましゃの相手?!?」と相当驚いて全身ジャージ殴り込みヤンキーの勢いでカチコミながらオーディション動画を見に行ったんですよ。ギター抱えて椅子に座った細いロングストレート髪の女性がそこにいて、顔はタイプだな…なんて思いながらじっと動画を見ていたらオーディション最中に歌を歌うことになったさくらちゃんの動画がちょこっと挟み込まれていて。

“Stay, I need your love. I wish we could go back to where we were.”

ここの部分だけが流れていたんだけど、伏し目でアコギを掻き鳴らしながら出す、低音なのに透き通っていて倦怠感と希望を両方含んだこの声にめちゃめちゃ圧倒されて電流が走って、私の中にいたヤンキーが土下座しながら消滅した。度肝抜かれてハァ〜何これ誰これって調べまくった。私には昔から意図して作り込まれていない才能や素材の部分に「意味」を見出すと大興奮する属性があるので、さくらちゃんの「歌声」が含んでる様々な要素を感じ取った途端に血が騒いでのめり込んでしまったんですね。その後の動画は3日後くらいに追加されたオーディション合格動画で「1995」を弾き語りしていたことくらいしかちょっとよく覚えてないけど(笑)、私は最初に聴いた英語のめちゃめちゃカッコいい歌が気になって仕方なくて、歌詞をリスニングして曲名を知りたくてすぐに検索をかけた。「Cigarette buts」っていうんだ〜〜!!タバコの吸殻〜!めちゃめちゃかっこいい〜!YouTubeでも同じの探そ〜!と思って検索をかけたらCigarette butsが収録されている「a la calté」というアルバムのダイジェストムービーが出て来たので聴いてみた。すると、2曲目のCigarette butsを聴いた後に4曲目にめちゃめちゃ聞き覚えのある歌が出て来て。「just one girl」という歌なんだけど、これは私が中学生のときに観ていた「学校のカイダン」というドラマ(広瀬すず神木隆之介出演の学園ドラマだよ!ピチレモン(小中学生向けファッション雑誌)の専属モデルだったすずちゃんが初めてドラマに出るって宣伝してたから観てたんだけどここで私は須賀健太を初めて知ったよ〜!冴えない生徒会副会長の役だった)の挿入歌。めちゃめちゃ良いところで流れるこの挿入歌が当時凄く好きで、最終話のエンドロールで何気なく「この洋楽好きだな〜何て名前の外国人歌手かな〜」とか思いながら文字追って探してたら「just one girl:藤原さくら」って出てきて「エッ日本人?!」ってなったのを思い出した。過去の好きと現在の好きが繋がって、私この人の歌潜在的にたぶん好きなんじゃ…と思って他の曲を漁ったら「Ellie」「ラタムニカ」他好きな歌がいっぱい見つかって、これはもうそういうことだ!!!と衝動的にこれまで発売されたアルバムを全部買ってひたすら聴いた(これ全部「ラヴソング」が始まる以前の話!(ラヴソングのオーデ動画で藤原さくらの存在知ったのにな!)!!自分でも自分の行動力に引く)。ここまで来るともうファンなので「推し(福山さん)と推し(さくらちゃん)が共演するドラマ嬉し〜!!☺️☺️」という気持ちでワクワクしながらドラマを観ていた。ドラマを観ていてもCDを聴いていても私はさくらちゃんの歌声と歌い方と作り出す空気感が本当に好きで、「どうせ」みたいな諦観と「それでもやっぱり」みたいなちょっぴりの希望が両方上品にぐいぐい伝わって来るのがめちゃめちゃツボで。

と、ここで、結論が見えてこなくて読みにくい文章になってることを自覚し始めたので私のツボにハマっている好きな歌を紹介していきますね〜!(唐突)

◯「Give me a break

これ始まりからめちゃめちゃカッコいいんだけど、少ない量の音でリズムを心地良くズンズチャッカ刻んで作り出す短調「頭の後ろで手を組んでダルそうに歩いてる感じの空気感」が堪らなくって。「あたし海へ流れて かたちさえ消え失せて なにかの一部になっていたいわ」という歌詞も好き。「good morning」というアルバムに収録されてる。

◯「嘘つき

すんごい暗くて斜に構えて心の中で偽善のしんどさに苦しみながらため息をつくタイプの低音早口な歌。根暗に効く歌です。「'祈り'にはどこか偽善が紛れていて目を見開いてる 気付いた途端に意味は消え失せた いっそ'良い人'のままでいたかった」っていう歌詞ビリビリ来ませんか…。輝きや祝福の裏に確かにある下品な欲の部分を冷静沈着につらつら述べてるこの歌めちゃめちゃ好き。「full bloom」というインディーズ時代のアルバムに収録されてます。なんと高校3年生。in福岡。当時10代の彼女がこの歌詞をサラッと入れ込むのびっくりしませんか…ため息…

◯「ラタムニカ

これも短調の暗い曲だし通してずっとどうにでもなれみたいな歌なんだけど「誰も気付かず朽ちて死んでいけよ」と1番の最後で言い、2番の最後だけ「お願い最後だけ抱きしめてよ」と言うんですね。さくらちゃんの歌と歌声は諦観9割希望1割くらいで好きなんだけど、このラタムニカも曲全体として諦観9割、最後に強がりの希望1割、となっててさくらちゃんっぽいな〜と思う。「I need あなたの星空を I need 全てよこしなさい I need あなたのお目出度い脳味噌をよこせ」って始まるのもやばくないですか。今のさくらちゃんがこんな歌を歌うのが全く想像できないな。これも「full bloom」収録。

◯「Cigarette buts

さっき言ったやつ(オーディション動画)。これは例の動画の第一印象でやられたのでそれを見てもらえれば手っ取り早いんだけど残念ながらもうだいぶ昔に公式から削除されてて悲しい。歌い出しがめちゃめちゃかっこいいし失恋の切なさを上品に痛切に、でも小綺麗にして最後まで歌い上げてるのがめちゃめちゃ好き。最後はまた希望と諦めが混ざった感じで終わるんだけど終盤の木琴がめちゃめちゃ切なさを煽るからオススメ。「a la calté」というアルバムに収録されてます。

◯「My Way

ここまで挙げた中だと一番明るい歌だと思う、諦観6割希望4割くらいかな。自分には何にもないや〜って迷って後ろ向きになってるような気持ちにめちゃめちゃ寄り添ってくれるんだけど、でも自分らしく頑張ってみれば?みたいに肩と背中をそっとトントン叩いて押してくれる優しくて楽しい歌。曲調コロコロ変わって楽しいよ!「play」というアルバムに収録されてる。

◯「Sakura

これはね〜〜〜〜めちゃめちゃサビが綺麗。あと曲調が切なくてまっずい山葡萄食べたみたいな気持ちになります(※偽義経冥界歌)。たぶんこれ「ラヴソング」で福山さんがさくらちゃんに提供した「好きよ 好きよ 好きよ」っていう歌のアンサーソングだと思うんだよね(バイクの音、「今年も街にあの花が咲いて」「今は自分のこともやっと好きになれたわ」「あの日君は一瞬で世界の色を変えてくれた」「あの歌口ずさんで帰ろう」等の歌詞)。さくらちゃんは「佐野さくら」という役なんだけどこのSakuraは佐野さくらの歌なんだろうと思う。ラヴソング観てた人は聴いてほしい。最終話観た後だとグッと来ると思う。サビの「春、」のとこがめっちゃきれい。「play」収録。

 

という感じなんですけれど…めっちゃ紹介してしまいましたけど…私ほんとにさくらちゃんの短調の歌が好きなんですよね。歌声が低いぶん曲調が短調だと暗い部屋の隅でダラっと三角座りして天井を仰いでため息ついてるみたいな世界観が作り出されるし、それでいて声に希望や期待を含んだ透明と揺れが存在してるから低い声で暗い歌であっても強い憧れも含めちゃうんですよね〜〜。

その魅力に強烈に惹かれて私はずっとさくらちゃんのファンをしていて、1年後にできたファンクラブにも受付開始の日にパソコンに張り付いて受付開始時刻の12:00ぴったりに手続きして早めの会員番号をゲットして「最速入会御礼!」みたいなシールもゲットして、会報のアンケートに載ったりもして。CD発売イベントに行けば激重な手紙とイラストをプレボに入れたり握手でど緊張してカミカミになったり、そんな感じだった。

でもその辺りからさくらちゃんの歌の「諦観」の比率がどんどん小さくなっていって、「希望」とか「ハッピー」とか「あたたかさ」にめちゃめちゃ振れてる歌がどんどん増えて行って、なんか私の好きな雰囲気とちょっぴり外れてしまったな〜と薄々思い始めた丁度その頃に私が受験生になってファンクラブの更新をいつの間にか忘れてしまっていたことを契機にそこまでのめり込まなくなっていって(声(と顔)は唯一無二で大好きだから追っかけてはいたけれど)。

で、そんなこんなで大学生になり、福山さんからも離れ、太一さん良いな〜新感線良いな〜となっていくうちにまたさくらちゃんに再会してしまった(笑)義経はめちゃめちゃ楽しくライビュを観たけど、さくらちゃんがめっちゃ大きな舞台で芝居してめっちゃ大きな役もらって舞台上で歌声をいろんなキャラに絶賛されて、スクリーンにドアップで何度も抜かれて、なんかそれにいちいち感動しまっていた。私が一番見てない時期になんかめちゃめちゃ大きくなってたな…という気持ち。

義経でさくらちゃんの歌やっぱりいいな〜と再認識したので最近毎日ずっと曲を家でかけていて、やっぱりすっごい好きだな〜と思ってる。あの役であの歌を歌ってる女の子こんな倦怠感満載で歌ってるのやば〜〜!!☺️☺️みたいな新しい楽しみ方をしてる。今の歌からは希望とか夢の要素がひたすら伝わって来る感じがして、そこも魅力ではあるんだけど、「倦怠の中に見え隠れしてる希望」みたいな感じが出てる昔の歌の方が私は声の調子も表現の仕方も好きだな〜と思う。ただ我が道を行ってるさくらちゃんだからこそ好きなので、どこに辿り着くのか見てみたいな〜という気持ちでいる。偽義経でもこの人の低い稀有な声が好きだな〜と思って最高だった。

 

なんか結論がないまま書くことなくなってもうここでブログぶつ切りするんだけど(責任放棄)、にせつねのおかげでさくらちゃんの歌をまたいっぱい聴くようになっていろいろ考えたよ〜!というのを私がただまとめたかっただけでした。まとめられなかったけど。まあいいや公開しちゃう!🌸

また夜中に書き始めて明け方までかかってしまった!寝ます!

劇団朱雀復活公演【大阪】〜情緒の宇宙旅行〜

こんばんは!(AM1:10) たたたんです。

やっと大阪朱雀のことを書きます。全然書けてなかったしまた今度でいいや〜を繰り返してたんだけどさっき投稿された天才神絵師の朱雀絵を見て朱雀中みたいなビリビリを感じたのでこの勢いに任せて書いてしまいます!(岐阜のことはどうしたの?→岐阜は正直いろいろ凄すぎて何が何だかよく分かってなかったので覚えてる分だけ今度書くよ〜!)

 

なぜ大阪を先に書こうと思ったかというと早乙女太一及び葵陽之介による電気ショックを私が初めて浴びたのが大阪だったからなんですよ。これを先に残しておきたかった。それまで東京1回岐阜2回の計3回朱雀は観たけれど慣れるのに必要な回数だったというか、新しく騒がしく楽しすぎることに脳が着いて行けずやられまくって敗北して帰ってきた3回だったんですね。そこから2週間程空けて観た大阪朱雀(1/6夜と1/7夜)、心はめちゃめちゃ落ち着いてたと思います。脳がバグるほど強い衝撃を浴びるのは大好きだけどやっぱり私は感情をどうにか言語化して自分の中に落とし込むことでQOLを上げていく属性のオタクなので、早乙女太一女形が如何なるものかを把握できた大阪朱雀はかなりの収穫だったんですよ。なので記しておきます!というブログです。

 

大阪1/6夜

一部

暗夜の心中立て爆音の椎名林檎の中幕が開いて青白く強く涼しげな光、その中央にスッと立つ美麗な桔梗太夫、まではいいんですよ。東京のときと同じで圧倒されて視覚的な美しさと無駄の無さと彼らが生きている直方体から伝わる圧に満足しながら双眼鏡を覗き込んだ、んですよ。

「!!!!!????!!!!かわいい……?????!!!」

東京前楽で観た桔梗太夫とはなんかどうも別人のような女性が双眼鏡のレンズに写っていたんです。おかしいんです。凛々しく強く厳しく身体のありとあらゆるパーツからドギツい光線をビビィーッ!と出して敵をあっちゅう間に消化できそうな桔梗太夫を私は東京で一度観たはずなんです。でも私が大阪でそのとき観た桔梗太夫は、強く光ってはいるんだけど柔らかさがあって光の種類としても玉のような美しさだったんですね。光線は出てるけど滅殺力はない。でもちゃんと強くて超気高い。気高さから来る麗しさで人をバッタバッタ倒していくタイプ。個人的にどタイプの女性だったのでクラックラしてびっくりして割と困惑していました、誰あれ!?

そうです、今回のブログは「曲によって人格が変わる早乙女太一女形」が主旨です。これを書いておきたかっただけ!!笑 と書いてる間もスカパー朱雀と記憶がごっちゃになって記憶掘り起こすのにも一苦労、だってスカパー朱雀3日とも花魁別人だったじゃん!??!頑張る。

でも困惑しながらも「早乙女太一女形そういうことか、日によってメイクがちょっとずつ違って見え方も変わって人格が変わるように思えるからハマっていくのか!」と魅力を自分の中に理屈で落とし込む糸口が見つかったのでめちゃめちゃスッキリしていた。衝撃を浴びるの大好きだけど感情を自分の中に落とし込めて初めて感動できるので、言語化できず仕組みが分からずずっともどかしかったのでこれが解消されそうで嬉しくて超ノリノリで歌麿を待ってた。

で、歌麿歌麿ですよ。私東京朱雀のブログで歌麿について何て言ってたと思います?

歌麿はお面つけた!はずした!拍手!しかとりあえず覚えてない》

…。こんな記憶しか残ってない人が改めて歌麿観るんですよやばくないですか?何がやばいって歌麿ちゃんの顔。暗夜花魁を29歳くらいだと設定すると歌麿ちゃんは24歳だと思うんですけど、とにかく綺麗で可愛い。顔が。「え?メイクの乗りの問題じゃないんだ?!!?」という衝撃でまたズドーンとなる。歌麿で一番驚くのは般若面だという東京朱雀の経験があったから安心し切ってたら隙を突かれて谷底に突き落とされた感覚。さっきとメイク変わってないのに衣装も結構同じなのに人格が違うんですよ。曲だけでなく顔が違うんですよ。顔が違うから別人なんですよ。えーーー……。(いや顔だけじゃなく背筋とか歩く速度とか身のこなしも全然違うからそれも関係しているんだと思うけど一番衝撃的だったのが顔だったので…)

歌麿ちゃんは優しく切なく強い思いで恋をしている女性の顔だった。「火を抱いて闇の中月の出を待っている」し、「恋しさに総毛立つ夜の川の細波」が剥き出しなんですよ。

あれだけ書いたけど暗夜はそれでもまだまともに観れていまして。「顔がこの間と違う、えーすごい!なんか今日も新しいものが観れちゃう!ワクワク!」くらいのテンション。でも歌麿「月を眺めて想い人への恋しさに胸を詰まらせ、口を結んで耐え忍んでため息をつく女性」がまさにそこに居て、恋しさのあまり狂気がふつふつ滲み出て般若になる、般若になってなお苦しんでいる、この一連の流れは本当に1人の上品な女性の生きた心だった。「早乙女太一すごい」とか「巧みだな」とかじゃなく、歌麿ちゃん苦しいね…でもその二面性と向き合ってこれからも生きていくんだね、強くて可愛くてかっこいいね…」という気持ちでいっぱいになっていた。どうなるかと思った。

次はゆっ夢芝居。私夢芝居めちゃめちゃ好きなのでイントロからテンションすごい上がったんだけど早乙女友貴の骨太な感じがやっぱり好き。フォロワーさんと話してたときに「太一は丸ペンで友貴はGペン」って言われてめちゃめちゃ納得したので書いておく。太一さんはしなやかなんだけどゆっくんは極太直線!!という感じがする。顔つきもそうだし動きもそうで「地面にしっかり足がついた男」という感じ。ちょっとこの話あとでまた太一さん陽之介さんとまとめて書く。あ、夢芝居ですか?夢芝居はね、初見だったからあんまり覚えてない!!!!!w(初めからそう書け)ただ早乙女友貴だ…と思った、とだけ書いておく。

じゃあ問題の曼珠沙華の話でもしますか…。曼珠沙華東京の時もいいな〜って思ったんですよ、でもまともに感想出てきてなくて。前のブログ見ても《宇崎竜童がしっくり来る…》くらいしか言えてないんですよ。それがどうです今私この日観た陽之介さんの曼珠沙華が原因で陽之介さんのオタクになりつつあるんですよ!!!wそれくらい罪作りな大阪曼珠沙華なわけですが大阪と東京の何が違ったって、ずばり、「「鬘」」。私は和装でポニーテールをしている男性が何より好きなんですけど陽之介さんはポニテが似合いすぎるんですよ。そして一番大事なのは「「赤メッシュ」」。陽之介さん赤があまりに似合うんですよね〜!!!私は東京曼珠沙華の記憶が殆どなかったのでまず傘被って出てきたとこからびっくりしたんだけど(大阪は傘を被るんだ!ってびっくりしたけどスカパー朱雀で東京も傘を被ってたことを知った)、1番「真っ赤に染める」の最後で傘を取るんですね。陽之介さんのすごいのは身体や指や腕の滑らかさと瞳の輝きだと思うんですけれど、傘を取った瞬間にうるうるキラキラ輝く瞳がしっかり顕になって、隠れてたポニテ赤髪メッシュ(!!)も同時に姿を表すんですよ!!これはただ単に私のタイプと合致したのもあるんだけど(笑)、魅せ方の妙も絶対にある。傘取ってから扇子と羽織と手先上品に揃えてひらひらさせながら舞う陽之介さんの滑らかさを見ても追い討ちをかけるように心がビクビクしたし、ラスサビの途中で「やだ真っ赤に染めないで!!終わらないで!!永遠これ観せてよ!!!」って私の中の駄々っ子がジタバタした。まあ真っ赤に染めたんですけど!ラスト「真っ赤に染める」のとこで口元ちょっとフッと笑って二階席の方を見上げたんですよ。私の中で陽之介さんが始まったのはたぶんここ。

かもめは放心状態だったので割愛させてください(笑)初見じゃなかったおかげで初めてかもめの顔を認識できました!あと奈々さんの慈愛に包まれた腕と表情が素敵でした!すみません!

それでね、もう私のライフこの時点でゼロなんですけど、この日の太一さんの日替わり枠何だったと思います?正解は「月の舟」です。はーーーーーーーーーーーーーーー…!!!!!。。。この日一番のエネルギー間違いなくここで吸われた。朱雀はエネルギー受け取って吸われての繰り返しで新陳代謝が良すぎる(?)。年齢の話ばっかするけど月の舟ちゃんあれ14歳ですよ(私査定)、14歳の可憐な少女がいたんですよ。信じられます……?私は信じられなかった。太一さんの女形私が観た数回の中で間違いなく一番若くて一番ピュアだった。ピュアッピュアで世の中の闇を何にも知らずにただ純粋に恋をしている、月の下で逢引の時間までうるうるきゅるきゅる胸を高鳴らせてうっすら歯見せて笑って待ってるような女の子。もちろん顔つきも前2曲とは違ってめちゃめちゃピュアな超絶可愛い女の子。優しく汚れのない微笑みをたたえて傘を優しくるんるん回してる。そこに「粋」は微塵も感じずに、ただまっすぐ好きな人を思い浮かべてドキドキしてる恋する乙女だった

見たこともない早乙女太一がそこにいて、というかもう早乙女太一は概念になっていて、早乙女太一の概念の中で具象化された女の子が月の舟ちゃんだった。だから新しい早乙女太一を見た気持ちではあったけど「早乙女太一すごい!」みたいにはならなくて。歌麿ちゃんと同様に「この純粋な女の子幸せになってほしい…でもきっと相手に裏切られて幸せになれないタイプの子だろうな…でも絶対に幸せになってお願いだから傷つかないで、その笑顔守りたい…」みたいにそこに居た女の子に対してあれこれ思った。だってそこに「居る」んだもん。早乙女太一が男であるか女であるかそんなことは本当にどうでもよく、彼は自分の中で自分を概念に昇華させて「月の舟ちゃん」として板の上で生きていた。神とかそういうのでは全くなく、私みたいに早乙女太一を観に来た1人の客の感覚から早乙女太一という強い存在を意識からスッと浮かせただ1人の女の子として確かに存在している彼はただそのとき概念だったのだ、と思う。役者というもの自体がそういう性質を持つものなのかもしれないけれど。間違いないのは紛れもなく早乙女太一が一流と呼ばれる人であるんだなということだった。圧倒されてびっくりして感情の代わりに涙が上がって来た。

月の舟ちゃんが居なくなって程なく現れた夜桜お七のお七姐さんを観てさっき寸止めだった涙がトポトポ溢れたんですけどこれまた顔が全然違うからなんですよね、つい10秒前まで14歳だった人が40歳になってるんですよ、マジシャンなの?びっくりしすぎて見事すぎて泣いてしまった。そしてこれだけ感情いろんな女形に持っていかれておきながらも一番好き!と思ったのはお七姐さんだったなと思う。たぶん東京のときにお七姐さんだけは割と冷静だったから今回も分析しやすくて、スッキリしながら観れてた満足感が大きかったんだと思うけど。

月の舟と比べて年齢がグッと上がったびっくりもあるけど、表現のひとつひとつが丁寧で。夜桜お七という人物としての強さと垣間見える僅かな弱さと、それを打ち消そうとする気張りがめちゃめちゃ見える。「涙がぽろり もひとつぽろり」のとこで扇子で涙を受け止めてからキッとこちらを睨んで来て、なんで私が泣かなきゃならないのさみたいな強さを感じた。えっさっき月の舟ちゃんだった人なんです?ほんとに?

私がお七姐さんのことを好きなのはお七姐さんが曲の中でどんどん「強い人」になるから。その変化が見られるから。初めの方はまだ「強がっている人」なんだけども、2番のアップテンポになるところで明るくなってぞろぞろいっぱい水色の人たちが出て来るところ、彼らが「強さの概念」なんだと感覚で思った。男だったり女だったり関係なく出てきた彼らが「強くなったお七姐さん」の「強さ」の部分で、『仲間=強さ』共に踊る「強さの概念」をガッチリと従えながら余裕の表情で「さくら さくら いつまで待っても来ぬ人と死んだ人とは同じこと」の部分、1番とは打って変わってめちゃめちゃ楽しそうなんだもん。ラストさくらさくらでも心底楽しそうに笑ってたんだけど、世の中全部知り尽くしたみたいな笑い方でもあるんですよ。お七姐さんは酸いも甘いも豊富に経験してきた人ではあるんだろうけど、それを乗り越えて強さも従えた今は「最強」の女性なんですよ。最強になって華々しくバシっと決めて終わるお七姐さん、そこで勢い良く閉まる幕、もう全てが完璧で大拍手喝采だった。もう本当に最高。

 

二部

一部の余韻覚めやらずで始まった二部は待望の「火のないところに男は立たねえ」だったんだけども、石松のような抉り要素はないしただ感じたことをつらつら話す。まず喜矢武さんに飛ぶ黄色い声の量!(笑)私はもう東京で太一さんがあんなに近いことに慣れてバグったけどそりゃこんな近かったらキャーキャーも言うよな!^^と思う。それは良いとしてずっと繰り出されるかずき節の数々にワクワクしていた。七五調はもちろんだけど「転ばぬ先の」とか「野暮天どもが」とか髑髏城!って思ったし「とかくこの世は一天地六」「無礼無頼は生まれつき」あたりの中島かずき感が凄く楽しかった。あと早乙女太一」という主役との対立項として、もう1人の同格主役として「早乙女友貴」を立てた中島かずき最高だな〜と感じていた。兄と弟ではなく"自分自身が大好きな役者2人"を描く中島かずきがめちゃめちゃ好きになった。兄と弟としての関係を浮き彫りに描いてるお芝居も好きだし大衆たぶんそういうの多いと思うんだけど、主役級を張れるゆっくんの実力を認めた上でゆっくんの負けず嫌いなところを汲んだ中島かずき、素晴ら…………………。

「いま潜んでるんですけど…」「もうやっちゃいましょう」「ご両人!」「(ラスト踊る忠助に)なにやってるの?」あたりは大衆演劇で遊んでるな!wという感じがして最高だった。国定忠治をラストにドン!と出してくるあたりも物語と史実をラストにちょいっと絡ませてきて鳥肌立たせるかずきさんの手段だな〜と思ったし次郎吉が黄金ちゃっかり盗んでおいしいとこ持ってったときに流れた極めつけのふたがしらのテーマは目の前に弁蔵宗次を見たような気がしてふたがしらの民としてはめちゃめちゃ嬉しかったです、という話だけでいいですか(もう終わり)!!笑 なにせ楽しかった!の記憶は楽しかった!止まりだからww 

あ!次郎吉忠助おさえのドタバタ芸のときにおさえさんが位置についてよーい!のポーズして次郎吉ににじり寄るからたいちさんしゃくれながら笑うの我慢してて超爆笑したんだった!最後南さんといちゃいちゃしてるあゆちゃん見て目が溶けたのも思い出した お団子4本もらって顔の横に片手2本ずつ持ってニコニコしてるあゆ、誰もが恋をするタイプのあゆだった(ちなみにこの日この南さんを謎に熊さんと見間違えていたので私の脳内ではあゆちゃんと熊さんがいちゃいちゃしていた)…それとプロメア:ふたがしらは成分として体感2:8くらいだったよ!以上です!

 

三部

三部はね、特に書くことがないです!!!笑

なぜなら感じたことが東京のときと一緒だから(笑)2週間浴びられず溜め込んだのちのMATA©︎TANAは底抜けに楽しい空間だったしお祭り忍者ドンピカ狂わせたいのあゝ無情もどちゃどちゃに楽しかったんだけど歳々年々Fire Bird光明は記憶がほぼぶっ飛んでるところも一緒(笑)微かに覚えてはいるんだけども。歳々年々は兄弟が布でとぐろを巻いて2つの大きく力強く美しい竜巻になっていた感動は覚えているし、布が降りてバシっと決めるところでたいちさんの汗が額から玉のように(リアルに玉のように)舞台の上に散ったときのこの人の持つ「舞台力」を思い知ったのも覚えてる。Fire Birdは、と書きかけて思い出した、そうだ、ゆっくん背中怪我してたんだった……そうでした 歯を食いしばりながらやり切ったゆっくん、まだあまり観慣れていない私には不調が全く分からないほどキレキレだったしラストの「ファイヤーバード!」で刀を鞘に納めるところで兄弟がめちゃめちゃシンクロしていて感動したんだった。記憶割と吹っ飛んでるから途中順々に思い出したりできないんだけどどこかで2人以外の誰かが吠えた声が聞こえて、えっ て思ったんだけどフォロワーさんの呟きであの咆哮はゆうやだったことを知って震えた。みんなで朱雀なんだよね、そうだよね、誰かが重苦しく背負うものではない、ということなんだろう。

光明は覚えてないので許してくださいすみません!!(スカパー朱雀を何度も観て最近やっと光明を冷静に観ていろいろ考察できるようになったレベルなので当日の事は覚えていないのです……)

カテコは千本桜RAPもあったんだけどラップ以外のところで太一さんがしきりにゆうや!ゆうや!って言ってたような気がしたんだけど今思うとそれすごく良いな〜と思う。信頼してないと感謝してないと言えない。

千本桜終わったあと手拍子鳴り止まなかったんだけどわりとすぐ「あれ?もう終わりましたよー、ほらアナウンスかかってるじゃん終わったんですよ、あれ鳴り止まないな?元気あるんですか?手拍子やめなかったんだからちゃんと騒いでくださいよ!!(ニュアンス)」って言いながらShake Hip!!始まったのめちゃめちゃ楽しかったな〜〜〜!!!という最高なラストでした。岐阜12/21昼のシェクヒがずっと忘れられてなかったから余計に最高に幸せな時間だった。

 

1/7夜(大阪千穐楽

なんかいっぱい書きたいとこだけど前日と感想がほぼ被ってしまうから特筆すべきところをかいつまんで書いていくよ!

一部

暗夜は前日とまた顔が違ってひっくり返った、凛々しくて若干男顔が強かったなこの回は。歌麿も少し凛々しい歌麿だったけどしおらしさも増していた気がする。曼荼羅は2回目なのに情報量が多すぎて記憶からほとんど飛んでいる(笑)「技を磨き芸に生きる日本の宝早乙女太一」だけが耳にめちゃめちゃ残っている…。曼珠沙華はまた事件で、ラスサビ頭の「マンジューシャカ」のところで陽之介さんめちゃめちゃ色っぽい流し目をしていた(えーん)雪月花は初見だったんだけど前日の月の舟ちゃんより少し年上かな17歳くらいかな、という感じだった。彼女も恋をしていた、汚したくない存在。雪で月で花。お七姐さんは「さよなら」で眉尻きゅっと下げて「あんた」終わりの一瞬ででニッと笑うのが天才だった。人としての強さを感じる。

 

二部

割愛します!すみません!喜矢武さんが着物脱いだら上半身にアルバムタイトルでっかく書いてて宣伝して帰って行ったのは覚えている!(ゆうやが「あいつ番宣していきやがったぞ!」って言ったけど「番」宣ではない!ww)

 

(休憩)

ついにタンブラー買うか…と思って手売りに並んだものの自分の番のちょっと前で売り切れたけどお手伝いがあゆだったからあゆ〜☺️ってなって持ってる白T買った(チョロい)。ゆうやからシュシュを買おうとしたらゆうやの元にシュシュがなくてわざわざ遠くの南さんのとこ行ってくれたんだけど、南さんのところに小走りで行くゆうやの後ろを私が小走りでちょこちょこついていく状況に自分で笑ってしまった(笑)南さんが「ゆうくん!」ってゆうやを呼び止めたのもホッコリホッコリした☺️シュシュ買えたけど直後キャンギャさんたちがゆうや列を作って(大人気!)ゆうや帰れなくなったwごめんw

 

三部

三部も割愛しますwめちゃめちゃ楽しかった!でも楽しすぎて前日と同じ曲については特筆することがない!!笑

カテコは千本桜ラップの後にシェクヒだったんだけど、「イェーーーイ!」「イェ!イェ!イェ!」の太一さんたちの真似するところで太一さんが客席にコマネチ要求して客席がイマイチ乗らなかったのちょっと面白かった(笑)ラストアンコールで「さっき乗ってくれなかったじゃーん(ニュアンス)」って太一さんが出るの躊躇してたのも面白すぎたけど「あそぼーーー!」って声と共に急に幕が開いたら真っ暗で、それでも手拍子叩いて待ってたら光ドゥワー!バァーン!で刀担いだシルエットがどーんってなってちょっとそこからの記憶はほとんどないんですよね…(笑)(舞台の上で一切嘘のない早乙女太一の「あそぼー!」はカッコつけで言った「あそぼうぜ」なんかじゃなく正真正銘心から出たあそぼー!なんだろうから、本当に遊ぶつもりだし真に舞台の上で漲り昂り煌めく人なんだなーと思うから大好きなんですよ)このとき、とにかくヤバいものを見た!!となってひたすら今の状況を理解できなくてお化け屋敷に入ったときと同じ高揚感のままギャー…!ヒェー…!と叫んでいた記憶はある。崩れそうになりながら崩れないように必死だったから双眼鏡をかける気力も無く、ひたすらギャー!って言ってたらいつのまにか嵐が去るように終わった。あ、曲はDEEP KISSだったらしいです(曲は全くと言っていいほど記憶してない!笑)朱 ステージに戻った太一さんが倒れ込んで喜矢武さんとゆうやがパタパタ扇ぎに行ってたのは辛うじて覚えてる!千本桜また流れて太一さんが改めて全員名前呼んでって紹介して、舞台幕閉めてまたねーー!って言おうとしたら「俺、俺!」って名前呼ばれてないアピールするゆうやと素で忘れて爆笑してたたいちさん面白すぎた(笑)「朱雀のポンコツ、岩崎祐也ーーー!!!」ってラスト紹介して幕閉めてって終わったので結果オーライだったのも良かった。結局おいしかったゆうや!!千穐楽行けて良かったーーー!!!

 

最後の方投げやりになったけど大阪の記録でした!後で書くって上の方で言ってたゆっくん太一さん陽之介さんの話はまた別のブログに書く。今度こそすぐに書きます!!笑 あと岐阜も書きます。ワダツミちゃん単体のブログも書きます。宣言!終了!おつかれ私!おはよう!!おやすみ!!(AM6:30)

劇団朱雀復活公演【東京】〜情緒の宇宙旅行〜

どうも、たたたんです。

劇団朱雀復活公演に行った話をします。そもそも私の最終日が大阪千穐楽なのでそれが終わってからドバッと書こうと思ってたんですが、何事も新鮮なうちが良いだろうと思うので書いちゃいます。ほんとはこのブログに東京と岐阜×2を全部書いちゃおうと思ってたんだけどいかんせん東京が長引きすぎたのでとりあえず切っといて、岐阜は別途書く。宣言。

 

そもそも劇団朱雀の存在を知ったのも今年の夏だしむしろ早乙女太一の存在を知ったのも今年の夏なので「もうよくわかんないけど新推しが頑張るの?まあじゃあ飛び込んでやろう!」みたいな軽い気持ちで機材席開放のタイミングで思い切ってチケ取った感じでした。なんなら大衆演劇って何?女形?高校の日本史で見たことあるな!ぐらいだった。超軽率。数ヶ月後こんなブログを書くとも知らずに。

 

太一さんのこと急にめちゃくちゃ気になり出してから座長だったんだ〜とか解散したんだ〜とかそういう情報は入ってきてたんですよ、でも朱雀の情報入れていくうちにいろいろちょっと分かんないぞということがあって。太一さんのことは'普通なら有り得ないレベルで自分の気持ちに正直な人'だと思っているんだけど、これだけ自分の気持ちに正直で嘘付かない人が"「解散したい」と言ってスパッと解散したこと" と "「また戻ってきます」と約束したこと"、その2つの間に矛盾がないか??と思ってたんですよ。というのも「自分のようにみんなにも外の世界を見て欲しかった」というのがすごく綺麗な理由だったから私が単に信じきれなかったんですね、建前なんじゃないのか、新しい世界を知ったがためにこの集団を出たくなっただけなんじゃないか、とかね。これは当時のことを何も知らない一タイチサオトメファンの戯言だったわけなんですが、そーんな心持ちで復活公演に参入してしまったわけですからもう大変でしたよ、東京公演始まる前までほんと「してしまった約束は果たさなきゃ」の気持ちだけを原動力にしてた公演なのかな〜みたいな気持ちだったのでほんとダメです。失礼した。懺悔。(東京初日にレポが回ってくるじゃないですか、なんでみんな泣いてるの!??!って思うわけですよ。11月下旬ベッドの中でうっわ今やばいことが起こってるんだなと流石に察した)

 

美化したがるオタクなので劇団朱雀のことを「早乙女太一の青春」だと勝手に構想してたんですね。生まれてからずっとこの集団の中だけで生きてきたから、喜怒哀楽を自分の中に押し込めて舞台の上に立つ中で辛いこともあったろうけど彼なりの青い時代が全部詰まった場所なんだろうなーと漠然と。いっぺん外に出ていろいろな出会いがあって経験を積んで、そこからまた青春の再現というか、汗水流してこれが本気だと心底言える場所でもう一度自分の全力を表現しようとしてるのが復活公演なんだろうなぁみたいな。28年間培ってきた「早乙女太一」が集大成として見られる場所なんだろうなと。だからめちゃくちゃドキドキワクワクはしてた、んですよ。

とは言いつつやっぱり「解散したい→またやります」のどちらかにちょっぴり嘘がある、無理があると思ってたその疑問が自分の中で解決してなかったので、少々のモヤモヤはありつつ私の初日東京前楽を迎えたわけです。

 

超〜〜〜〜〜〜〜浅はかでしたよね、百聞は一見に如かずを体現しましたね。言い方はアレだけどあの3時間、そんな中途半端なものじゃ有り得なかった。剥き出しじゃん。剥き出すのって覚悟じゃん。命を削ってるし燃やしてる。何あの眼光、空間の全てを解釈したような広く純度高く鋭い眼光でしたよ。濃縮。還元。嘘があったらあの鋭さは無いだろうなっていうこちらに有無を言わせぬ眼。しかも怖いのが「剥き出しなのに美しい人」がそこにいたこと。まず最初にこれに驚いた。剥き出しで美しいってファンタジーだけでしょ!??みたいな。プリキュアって剥き出されて感情爆発した女子中学生が全身全霊で曝け出す正義感がピュアッピュアだから神話化されるし英雄たり得るわけでしょ、実際の女子中学生もっと腹黒いでしょ。それと同じなんですよ花魁顔見せのあの瞬間あの人は。剥き出しだったらふつう汚いじゃないですか。ほんとか?リアルプリキュアか?存在していいのか?となる(伝われ)。でもそこに確かに居る。怖い。こわい。本気でビクビクしちゃう。

いや表現者なんだなと思うんです、ほんとに。表現するけど、作らない。演出はするけど、当然偽らない。ホントを美しく表出する過程でそれらしく美化したり盛ったりしてない。でもなんかものすごく美しいものとして成立しちゃう。「芝居はウソだから嫌い」を乗り越えた人の演出なんだなーと思う。早乙女太一って松ケンの言葉を借りると「作品に溶け込める人」じゃないですか。あたかもその世界に普段から居るような。演技というウソを芝居というホントとして強引に成立させちゃう。強引にっていうか、そこに生きてるんだとこっちがそう思ってしまう。でもそれは騙されてるわけじゃなくてホントに彼自身もそこに存在して生きてる。んだと思う。これは彼の根幹の何がなんでも嘘だけはついてやらないみたいな一番頑固なところが機能した魔法みたいなものなんだろうと今は思ってるけどそのカラクリ上手く説明できないので頭の良い方また説明お願いします(他力本願)。ウソがなくてカモフラージュがないぶん直接的に強いエネルギーと圧をもって伝わってくるんですよね。それがやばい。

 

 

話が全然内容に入らないので無理矢理東京一部の話を交えながら進めますね!!

私はドドド新規なので朱雀ヒストリーは体感してないけどもいろいろ漁って文字上の知識としてなんとなく入れてはいたんですよ、その方が楽しいかなーと思って。それだけなんですけど、会場入って着席して目の前に舞台幕、並ぶ提灯、朱雀で使われる年代のものであろう数十年前のJ-POPが流れる座席、っていう状況の中で買った写真集をペラペラめくってたらなんかアッ…今からここで始まるこれがこの人たちの人生であり青春なんだな…って激重発動して(物理的に)涙が出た。私は基本重臭いオタクなのでサザンシアターにもソワソワしながら3時間前に着いて(まだマチネの途中で音漏れしてた)どうしようもなく手持ち無沙汰のまま1階ニトリを出て外のベンチで夕方の冷たい風に打ちつけられながら1人火照った熱を(物理的に)冷ましていたので…というのはどうでもいいんですが、音楽がブワァ!!ってどんどんおっきくなって始まる!ってなるときに身体の内側からかかる妙な圧力なんなんでしょうね、どうしよう飛ばされる!どこに掴まればいいのかわかんないよ贋鉄斎!どーしたらいいかわかぁんないっ!って心のサダヲ鳥捨が叫ぶ。満を辞して始まるって瞬間、創くんの影ナレの言葉が美しい上に強い思い溢れちゃってるみたいな喋り方だから既に素敵でもう心がフワフワしてたのに「開演です!」で幕が上がって直方体のその透き通った空間が目の前に広がったとき、脳の表面がパリッと固まったような感じがした。脳の中身はすごい刺激されて活発に動いてるんだけど活性化されたそれを自分のものにできない、その感情を言語化できないというか。辛うじて言うなればあの感覚は「怖」かった。(1度あるんですよ「THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY」という映画を観たときも同じ感覚になって2日間まともな言語を発せなかった怖い経験がある。思う考えるという行為を飛ばされる。あ あのときのあれだ怖いやつだ って思った)

ガラスのように透き通るような冷ややかな光線の中にスッと存在する花魁がいて、どこにも視界に隙を与えないような完璧すぎる配置で世界観を作る白黒の男衆と艶やかな女郎たちがいて。最初は表情なんか見てられないし早乙女太一だー!とかも全然思えなくてそんな余裕はなくて、ただただ今目の前に広がる光景が美しくて暫くびっくりしてたのを覚えている。

早乙女太一、総合プロデューサーとしてこれを生み出したんだから言うまでもなく「美しい」を表せる人だ思うんです。

でも不思議なのが、この美しい花魁道中を舞台の上に広げてるそれは明らかに事実としてあの10人そこらの人たちは「花魁道中を作ってる、演じてる」はずなのに、しかも存在する人全員流れてる椎名林檎の淑やかさとめちゃくちゃ調和して静を保ちながら動いている、表現しているのに、全員で美しい空間を"作っている"はずなのに、みんな「生きてる」んですよ。魅せるぞドドン!みたいに気張ってない、ドヤってないって言うんですかね。魁道中が日常の中に組み込まれてる人たちの有り様だった。私達は強烈に魅せられてはいるんだけど、お客としてここに居る感覚が不思議と無くて、花魁道中をちょいと見物してるみたいなそんな感じ。ここに「ある人生」がウソなく存在していて、私はそれを何故か客観的に見ている。なんかそれが本当に怖くて、今思い出すのにもみぞおちの奥のあたりがキュヮってする。なんだろう、夢でよくあるシチュエーションじゃないですか、自分は登場せず他の人の有り様を遠い視点から観察している状況。「夢でしかあり得ない状況」がホントとして目の前で繰り広げられる。狐につままれたみたいな心地。光景の美しさは抽象としてのみ記憶に残り、これまで経験したことのない新たな感覚として強く刻み込まれている。

美しいんですよほんとに。光のおかげフォーメーションのおかげ衣装のおかげもそりゃあるけども、生きる人として美しかった。そんなのありかよって思った。なんか悔しいなぁ。泥臭さが美しさみたいな逆説的な剥き出しの美ってあるけれど、そうじゃないんだもん。

太一さんがインタビューで言ってた「みんな板の上に生きれる人なので」の言葉、あれ芝居に限るんだと思ってたけど一部同様表現する上で全部言えるんだなって思った。舞台の上という晒される空間において繕わず剥き出すことができて、なおかつ魅せられる。喋りもしないのに。技術うんぬんの話じゃなくてそこにどれだけ嘘がないか なのかな、とぼんやり思った。魅力的な人が剥き出しで作るエンタメってクラクラするほどのエネルギーを発している。

 

一部は暗夜の心中立ての衝撃が大きくて正直あとのことは小指の先くらいしか覚えてないんですが、とりあえずメモがてら残しておく。

暗夜で思考飛ばされた直後でクラクラしてたので記憶もズタボロだからもう歌麿はお面つけた!はずした!拍手!しかとりあえず覚えてないんだけど(ごめんなさい)お面袖に隠して超スムーズにつけ外しするよねたいちさん。着物捌き刀捌き扇捌きが美しいのは分かってたけどあなた小道具全般に神経通してるでしょって言いたくなった。あの滑らかさはほんと見たほうが早い。見たら分かる。

曼荼羅は歌に合わせて力強く踊るゆっくんに'雄'を感じてなるほどこれが早乙女友貴かって思った。花か玉を散らして踊るような兄に対して、弟は勾玉やアラレを散らすように踊る。骨があるんだけど不格好じゃないんだよなぁ、落ち着いた中に強いギラつきがあるからいいなぁって思う。人離れを感じる兄とは対照的にゆっくんには強い「人」を感じるんですよね(なおこの1週間後岐阜で人から逸しようとしたその境界線上に居る早乙女友貴を目撃することになる)。

曼珠沙華はひたすらに座長がかっこよかった。二代目からの朱雀しか知らない人間が陽之介さんを座長って呼んでいいのか悶々としてたけどもう見たら呼ばざるを得なくなった。「奥さん私はまだまだ現役です」の説得力がすごい。いやこの復活公演たいちさんが紛れもなく座長だしたいちさんが座長であり作り上げたこの朱雀が好きなんだけども、陽之介さんは名誉座長というか、とりあえず「座長」って呼びたいんだ、というか呼ぶ。って思った曼珠沙華。罪作りだ…宇崎竜童があまりにしっくりくる…

かもめが飛んだ日は奈々さんにアレコレ思ったはずなんだけどかもめに全部飛ばされた!笑 Twitterレポ薄目で見ててかもめが出てくるのは知ってたけど優雅に羽織りものヒラヒラさせる感じのかもめなのかと思ってたんですよ。白全身タイツに黄色い嘴で小股でバタバタいっぱい出てくるのはあまりにも反則wwあんなの笑う(だいすき)。奈々さんに思ったこと全部どっかいっちゃった!ここまでの演目全部真面目というかただ魅せられる4曲だったからここでいきなりネタ要素来て戸惑ったよね!!?(3部のはっちゃけ具合をまだこのとき私は知らない)

そこからのワダツミの木なわけですが。正直衣装とかほとんど覚えてないんだけど「この時間一生続いてくれ」って思ったのはしっかり覚えてるよ。水色だったっけ〜とか月がなんとかみたいな歌詞だったっけ〜とかそんなレベルでしか覚えてないけど妖精のように美しい人にとろんと溶かされたんですよ。笑みが天才的。美しさ可愛さを超えてて、神々しいのに茶目っ気感じる魅力でぐいぐい吸い寄せてくるようなね。後生だからもう一度見せてください。

ラストは夜桜お七、王道すぎたからなんとなくお七姐さんでラストかなみたいな感じはしたね。アップテンポになるところで周りみんな手叩くから一緒に叩いて、すごーい!楽しいー!姐さんかっこいいー!ニコニコ!😊って感じだった。酸いも甘いも噛み分けた貫禄ある女形じゃないですか、扇子くるっくる回すのも魅せるというより(いや魅せられたけど)お七という女性の生き癖としてやってるような。たいちさんの女形は男女を超越した性だなと思ってたそのイメージと一番合致したのがお七姐さんで、どっしり構えた女神のような、心が錬磨されてて強く美しい人という感じだった(とは言えお七姐さんは「1人の女性」としての面もかなりあったからそこはなんとも言えないかも)。楽しいけど圧倒されてこれはすごいないいな、って思ってたら一部が終わっていやいやほんといやこれはもうほんとにさあ!!いや〜〜〜しゅてき〜〜!!!さいこう!って感じだった!

顔見せからの太一さんゆっくん座長までずっとまっすぐ「ヤバい耐えれない」が続いてたところでかもめワダツミお七が畳み掛けて来たからグォ〜〜ン!!!!って「無理😇」に変わった感じ。一部がこんななのに二部三部持つのか?って思ってたんだけど一部でだいぶ掻き乱されたと思っていた情緒、二部で限界突破して三部で理性と共に飛ぶ。こんなのひどい(ニコニコ)

 

 

二部の話をしてもいいですか。ネタバレガンガンに書くし話の筋書きは書かないただの自己満だからすっ飛ばしたい人は薄目のままシャーってすっ飛ばした方がいい項目だよ!!

 

私の初生大衆芝居、遠州森の石松だったんですよ(しかも過去イチでしんどかった回だったとTLで知る)。苦しいね、今思い出すだけでもしんどい。石松かわいいよ石松好きだよぉ…ほらごはんたべなよ猫じゃらしだよねえってば石松( ;  ; )( ;  ; )ってなっちゃう(石松猫というより犬だけど)。私はFCサイトで「花太郎笠」と「身代わりカンパチ」の予習はして行ったんだけどかえって逆効果だったのでは…?と思っている。だって花太郎笠なんて特に楽しいじゃないですか?花太郎「俺主役だからモブのおまえらにはぜってーやられるわけねえからかかってこいや!(超強いから秒で勝つ)」って感じじゃないですか??ほらね逆効果!!!!!まあいいや落差で楽しい(くるしい)

花太郎笠では花太郎が物語の主導権を握ってたから良かったんですよ。でも遠州森の石松、主導権握ってるの語りじゃないですか。私の観た回においては圧倒的銀さんじゃないですか。そこですよね…いくら石松が強くたってそこなんですよね…(掠れ声)

銀さんが掌握する世界の中で生きる石松、べらぼうにかわいいじゃないです…?次郎長親分に心底惚れ込んでてだいすきー!が身体から溢れ出てる。次郎長は登場しないけどだからこそ見てる側として最高に理想の魅力的な親分像を作り上げられるよねぇ。石松、酒屋で次郎長の子分で一番強いのは誰か聞いてそのたびに2番目は!3番目は!4番目は!で自分が出てこないことにおっかしいなー?ってめげないところも、石松のこと忘れてたよあいつが1番だ!って言われて「呑みねぇ呑みねぇ!」ってニッコニコで喜ぶところも、でもあいつはバカだからな!って笑いものにされて川にどっぼーんするところも無邪気で自分の気持ちに正直なバカでほんと愛くるしい。石松愛くるしいんですよほんと。ほのぼの物語だと思うじゃないですか。私はそう思ってたんですよ!!!!( ;  ; )

他の役者さんたちの話もする!笑 創くんは静かな気迫がすごくって良い俳優さんだー!って思ったしゆっくんトミーの梅竹はいちいちかわいいしゆっくんが石松を刺すんだぁ…っていうのがオォッてなった。了くんは丁寧なお芝居をする人だなと思ったし奈々さんの啖呵は強く凛々しく芯が通って張っててかっこよくてまだあのグイッと胸に届く通る声が耳に残っているし、ほんとにみんな好きなんだけど、この物語で私が惹きつけられたのは銀さんと石松だったなと思う。

都鳥とのすったもんだは飛ばすんだけど斬られてやられて七五郎とおたみさんの家もこっそり抜けて1人浜松に向かってよたよた歩きながら倒れたときに石松と銀さんが話すシーンあるじゃないですか、あそこ思い出すとトンデモ苦しい。序盤石松かわいいねー!キャンキャンコロコロ!って気持ちになってから中盤都鳥に滅多打ちにされて石松お前自分大好きだろ死ぬなよ生きろよ!って思わせといてこのシーンで「話飛ばしてくれよ」って語りに嘆願する石松にこちらはそうそうそれでこそ石松!ってなるじゃないですか。次の背景を出してくれといつもの人たらし声で嘆願する石松、そんなもの用意してないと首を傾げる黒子、なんで無いんだよ俺は帰るんだって言い張る石松、そして「この物語はここでしまいだ」「おまえはここで死ぬんだよ」と厳かに丁寧に告げる銀さんの語りに心底ゾッとしてしまった。語りと石松のやりとりってもっと楽しいものだったはずじゃん!?という落差。きっと語りも石松のこと好きだし可愛いバカだと思ってるのがその言い方から分かるから余計に辛い。

「そこまで言うなら隠れてな、でもそれはお前さんにとって死ぬより辛いことかもしれねえがな(ニュアンス)」って言われて麻布の裏に隠れる石松、そこから都鳥たちに次郎長をバカにされてる間自分が死ぬこととかどうでも良くなってただ怒りに震えてるんだろうなぁというのが麻布の裏からでも感じられるの次郎長だいすきわんわんだった前半の描写があまりにも効いてるな〜って思ったしそこから怒りが膨張して怒りのあまり自分の瀕死状態さえ忘れて、生死の境界として機能していた麻布を飛び出して血糊まみれで最期の命振り絞って戦う石松、見てられないほど命がけだった…(見たけど)。違うじゃん殺陣が。ビュンビュン刀を振り回して上から下に垂直に豪速で振り下ろしたりして「絶対許しちゃおかねえ」っていう気迫と泥臭さのリアリティが物凄かった。石松ほんと素直でバカで観てるこっちは最期の最後まで石松のこと大好きだし、話が進むにつれどんどん好きになっちゃうところがズルい。なんなら眼帯ビジュアルなのもその時点で愛おしくてズルい。終盤になるにつれ、石松の台詞一言一言に胸をひっかかれるような直接的なこそばゆさを感じて愛しさで溢れて、なのに石松が助からないことは分かってしまう無念さ。ただただ石松の生き様死に様を見届けることしかできない歯痒さ。目の前にいるのに、ここにいるのに。

そもそも早乙女太一の声は同情を誘う声というか心の痒いところを擽ってくる声なので喋るたびに切なくなるんですよ。私早乙女太一の芝居はすっごい好きなんだけど、特にきっと声にほんっと持ってかれてるんだろうな〜と思う。感情入れて喋ってるの聞くとそれだけでビリビリ震えちゃう。稀有。石松適役すぎないです??バカで自分大好きでプライド持っててかわいいなあこのやろう〜〜!って擽ってきてからのもう…おまえ…やめろおまえ…って抉ってくる…石松…

石松って次郎長のことが大好きだからその一の子分と思ってる自分も誇らしいんだもんなー!序盤の酒屋で自分のことが大好きな石松あれだけ見せられてきといて最期それを上回るほどの親分への心にギュンッ…てなる 親分にキャンキャン懐く狂犬じゃん…かわいいな…

最後の「遠州森の石松ッ…!!」の銀さん最高すぎたよ…という話で二部の話は締める。石松だいすきだよ石松〜〜〜!!!!!!火消しも安兵衛も観たいけどもっかい石松観たい気持ちもある。大阪千穐楽楽しみだな〜〜?(火消しは脚本かずき神だしプロメアとふたがしらが好きな人は〜みたいな話を小耳に挟んだのでどうしても観たいけど札幌でやりそうだから大阪楽じゃやらない気がするんだよな🙂)

私舞台自体これまで4回しか行ったことなくて、それも全部舞台からかなり離れた席だったから、その場に居合わせてるという生の臨場感はあるにしろそうは言ってもテレビの延長の感覚が続いてたんですよね。今回、めちゃくちゃ近かったんですよ。ほんとにすぐそこで幕末ヤクザ者の人生が生き方がさ……なんだこれは……となりました。なにって「舞台上の人物と同じ感覚になる」をヒリヒリと体感したのが嬉しかった。今回のおかげでこの先どの舞台でどんな席でも同じ感覚になれると思う。石松でよかったなぁ。べらぼうに辛いけど。

 

二部終わりに石松からお直ししたたいちさんからTシャツとパーカー買ったんだけどただでさえ(神様から服を買う…??)って困惑してるのに「握手」って言われて「!??!」って動揺してしまったせいでお金払った後買ったグッズとかバラバラ落としてしまった ごめん^^

 

 

石松引きずって手売りの余韻も全然抜けてないうちに三部始まったんですけどなんかすごく…すごい…周りの常連ぽい方々の熱気がすごい…立つのか…エッ立つんだ…?なにこれたのしい!!!!!🎉ってなって情緒が火星から冥王星まで飛んだ(?)。

一曲目MATA©︎TANA、あれ楽しすぎやしませんか???岐阜2日目この曲無くって「まってたよー!」が言えなくて不完全燃焼になってたほどに私このパフォーマンス狂おしいほど好きなんですよ。まず最初のたいちさんの煽りが最高。「待ってたかーい?」「「待ってたよー!!」」、私はただ単に東京初日から2週間ずっとこの日を待ってたのでその意味で「待ってたよー!」は本心から叫べたんですが、5年間待ってた常連さんであろう周りの方々と叫べた、叫んでもよかったことが本当に嬉しかったし有り難かったし、勝手かもしれないけど朱雀あったかいなぁって思った。なんて一瞬の間に考えてたとこに「揃いし仲間が揃ったところで」って言うじゃないですか。揃いし仲間の1人にしてもらえた幸福で胸がいっぱいになって「皆様ほんとにまたしたなー!」で陽気に激しく楽しく騒がしく始まる音楽とダンス、なにこれ最高!って感じだった。ステージの上は本当に眩しくて、明るい赤に満たされて騒がしく踊る騒ぎ屋たちが扇バタバタさせて振りまくエネルギーを浴びるのが本当に幸せで、そのど真ん中で場を掌握し楽しそうに歌い踊るたいちさんが放つメラメラとした生きる力みたいなものがひしひしこっちに伝わってきて、元気のお裾分けをしてもらった気分だった。そこから「またしたな!」「「まってたよー!」」で元気のぶつけ合いができるヤバい空間になってその繰り返し。ゲキ熱。「所詮巷の噂じゃないかよ」のところなんて超騒がしくて大好き。思い出すだけで泣けてくる。騒ぎ屋家業十何人!!!

続いて了くん筆頭にすじゃにーず(って言うんだね?!)のお祭り忍者。休むところを知らない。二部であんなやられたのに三部こんなはじけるんだ?!もう楽しんでやれ!!みたいな気持ちになった。こうなったら一生狂える。ワッショイたのしい^^

続いて東京ドンピカ。あっこのビジュアルなんか朱雀PR公式動画で見たことあるぞ!っていうグラサンたいちさんとトミ子が現れる。トミ子のサービスと客席の歓声が楽しいし客席、座るつもりないの楽しすぎる(笑)あと急に思い出したけどたいちさん雑誌のインタビューで「歌だけはほんとに無理で(笑)」とか言ってたけどバリバリ歌うし普通に上手いじゃんか!!!笑

狂わせたいのでなんかいっぱい出てきてめちゃくちゃ楽しいな〜と思ったら右手左手〜!って踊るの超超楽しくて幸福度高かった。山本リンダマジック。トミ子の部屋はさにーちゃんが宝塚の面接の名乗りやってたいちさんもやってゆうやがやらされようとして「はいせーの!」で遮られてめちゃくちゃ楽しかった^^

あゝ無情、ゆっくんセンターで踊って「フッフゥー⤴︎」「フヮッ⤴︎フヮッ⤴︎フヮッ⤴︎フヮッ⤴︎」って客席が賑やかしできる一体感ほんと幸せすぎてどうなっちゃうんだろうな…って思ってた 朱雀、年齢関係なくみんなで騒いで楽しめるこの空間素敵すぎないか…??

あゝ無情終わったらみんなゾロゾロ座るのでまってまって終わり??終わりなの??って座ったんだけど急に静かに厳かになってたいちさんが赤い着物で出てくる。歳々年々というらしい。あのですね、またここで暗夜同様に脳が表面だけパリッと固まってしまったので途切れ途切れにしか本当に覚えてないんだけども、太一兄の後ろ上から友貴弟が出てくるのにぶわぁって鳥肌が立った。なんというか、これは単なる演出ではなくてウソのない作り物じゃない、兄弟を表現したものなんだなと感じたというか。絶対的な実力と名声とを持って君臨する「早乙女太一」という兄に対し、後追いの形とならないように苦しみながら自分の足で立ち向かう「早乙女友貴」という弟の対比。「待ち受ける者」と「挑む者」。きっといろんな解釈があるんだろうなと思うんだけども、なんにしろ兄弟を嘘偽りなく表してるのがこれなんだろうなとは思う。いろんなことを思った。早乙女兄弟の生き方は特殊だからどう20数年過ごしてきたんだろうかと思いを馳せたりするけれど、特にゆっくんに対しては兄に対しての弟というレッテルを貼られること、「早乙女太一の弟」として世間から初めから見られること、追いつけるのか、追いつかなければならないのかということ、自分のアイデンティティ、とかもういろいろ抱え込んでるのかなと勝手に想像したりする。人様の人生を勝手にあれこれ言ったり人が生き方として本気で悩んでいるだろうことを娯楽としていることにかなり罪悪感はあるんだけれども、その部分を剥き出しに浮き彫りにして表現している早乙女兄弟を見ると、嘘をつけないこの2人の表現者としての本気を見たような気がした。命を削って曝け出してこちらに見せているし、こちらがひっそり早乙女兄弟の心のやりとりを想像することを拒絶はしないんだなと感じた。別に推奨もしてないと思うけれど「勝手にどうぞ」というスタンスかなと。

ゆっくんって復活公演自分は出ない、まだ早い、って言ってたみたいなことだったじゃないですか。でも出る決意をして1番盛り上がるところでこの兄弟を表現するんだ、というのが衝撃だった。兄弟の関係性からくるお互いの強さも弱さも隠さず表現して、なおかつ魅せる。2人同じ動きをしたかと思えば個々の動きもあって、しなやかな兄と雄々しい弟の対比も違いも現れていて、兄弟の歩みを見ているような感じがして、ここまで見せてもらえるんだなぁと思った。(ゆっくんいろんな呼び名があるけれど「ゆっさん」「ゆっくんさん」というのは昔からのファンの方が5年のうちに大成長した彼を称えて「さん」とつけてるものだと解釈してるので5年前を知らない私は大成長後の彼しか知らないけど成長の過程も知らないのでなんとなく「さん」は付けられないから逆にゆっくんと呼ぶ)

歳々年々でポワワ…となったあとFire Birdで兄弟剣舞、こんなもの見てもいいのか…?という気持ちになった。歳々年々で兄弟の象徴概念を見せられた後にその2人が全力でぶつかるの闘うの半端ない。こちらの情緒が半端じゃない。しかも闘うっていっても早乙女兄弟ですよ、日本一爆速で精巧で美しい兄弟殺陣なのに2人が感情爆発させてる(ように見える)ので2人から発せられる熱量が規格外。後ろではMIYAVIがファイヤーバーード!!って歌ってる。神々しかった。

そっから光明で全員出てきてフィナーレだった(らしい)。ほぼ記憶がゼロに近い(笑)視覚情報がすっかり残ってないんですよ。なのでこれも後生だからもう一度見せてほしい!!!最高だったよ劇団朱雀!!!

それとWアンコールでゆうやの千本桜ラップが聴けた!ゆうや好きなんだけどこの日存在感薄めだったから嬉しかった、ゆうやかわいいよゆうや!かっこいいよゆうや!

「みんなお仕事学校頑張ってねー!!!」って言いながら自ら幕を閉める早乙女太一、自ら「生きるエネルギー」をごうごうめらめら放っているからその一言だけでめちゃくちゃエネルギー分けてもらえたような気がした。あんなに綺麗に命を燃やす人を他に知らないし、だから私はこの人を推すんだな〜と思ったりした。

 

深夜0時から朝6時まで年の瀬に徹夜でブログ書いてしまった!!岐阜はまた書く!!!!!!!

井伊谷に行ってきました。②

①の続きです!

浜松旅行2日目、井伊谷に行きました!!!待ちに待った井伊谷でした!!1日中井伊谷で過ごすって決めてたので時間はたっぷりあるだろうと踏んで特に細かく予定は決めずバスにライドンしました。高い建物がどんどん減っていって山と田んぼだらけになっていくバス外の風景に興奮しちゃって1時間なんてあっという間だったし停留所の名前にいちいち反応したり(ex.祝田)サウンドトラックをイヤホンシェアして聴いたりしてとにかく楽しいバス旅でした。「井伊谷宮前」で下車!!

降りた瞬間の感動たるや。緑!山!田んぼ!そしてそこかしこにある「井伊谷」の文字!しばらくぐるぐる見回しながらすごぉい…現地…えっ現地…?ここ井伊谷?テーマパーク…??って言ってました。遠路遥々ここまで来た!という感動!!!!この時点で1日分満足しました。ただまだ実感が湧かない。

最初に向かったのは龍潭寺だったんですが入ってすぐ私たちを待ち受けていた「徳川四天王 井伊直政公出生の地」の石碑!!軽くヒェ!って声出ました。万千代がんばったねぇ…すごいね…こんなの立ててもらってよくやったねぇ…って井伊の先祖目線でしばらく直政を労ってました。滲み出るオタク感。いいんです。そしてここで実感が一気に湧く。ここで生まれた、虎松が!!!龍潭寺は感動ポイント書き連ねるとキリがないんですが見たことある!これも!あれも!ってものばかりで気持ちが追いつかなかった。家紋、廊下、像、位牌、籠、庭園、墓。ここ本当に龍潭寺だ…ってドラマ世界に浸るとともに、ここは寺なんだ…ということも強く感じました。井伊家ゆかりの場所というだけでなく菩提寺という役割をずっと担っているんだなと。お墓はちょっとウルウル来ました。遠く西から2年間想いを馳せたあの人もこの人もみんなここに眠ってる。みんなでこの場所で今も語らい合って井伊谷を見守ってるんだな、そしてその輪の中にはこうして小野家もいるんだなと思うと胸がいっぱいになりました。

と、ここで浜松親切エピソードその2です。私は「直虎はずっと愛されてるよ!需要あるよ!」というのをアピールしたくって聞かれてもないのに行く先行く先で「おんな城主直虎が好きで来ました」とお店の人や受付の人に伝えていたんですが、龍潭寺売店の方にも買いながらお喋りしながら同じように伝えたんですね。その後展示ブースを見ているとわざわざ売店ブースからさっきの方が来てくださって「放送時配ってたものなんですけどどうぞ」って井伊谷マップや当時のチラシ、バスの時刻表まで頂いたんですよ…!!なんて良い人なんだろうと思いながら立ち話をしていたら「小野さんが好きなのでしたら供養塔にも行かれますよね」って言って地図に載ってないのに書き足してくれたりもうとにかく優しい。また必ず来ます!って言って龍潭寺を後にしました。いやぁ親切!

井伊谷宮、渭伊神社、天白磐倉遺跡にも行きました。天白磐倉遺跡、大木の根元の賽銭箱の横にちょこんとなぜかとっくりが置いてあったんですよ!南溪和尚なんじゃない?!!和尚様の仕業じゃない?!って言いながらキャーってなりました。それか竜宮小僧の仕業かもしれないですよね!本場楽しすぎる…

井伊共保公出生の井戸を2人で覗いて「たったひとつの大切な思い出」って言ってキャッキャウフフしてみたりもしました。井伊はここから始まったんだなあって思うとじぃんとしましたね。

美味しそうな鰻の匂いにつられて入ったうなぎ屋さん、「曳馬路」という名前でまたまた名前だけで興奮しちゃいました(めちゃくちゃ美味しかった)。あとはもう龍潭寺の方にもらったマップを見ながら妙雲寺(お休みだった)、地域遺産センター、井伊氏居館跡、井殿の塚、と回って行きました。そう、地域遺産センター。行って良かった…!めちゃくちゃ滞在しました。また受付の方が優しくて、青葉の笛の穴から顔が覗けるようになってるパネル、2人入って写真撮ってくださったんですよ。高橋さんも撮ってなかった?!って話してたらこちらにお写真ありますよ、と。まさに同じところで高橋さんがここに来た記念写真を撮ってまして、ウワーッ!ってなりました。上に少しまだ大河ドラマ館の名残を移しておりますのでどうぞ、と笑顔で言われて笑顔で向かいました。階段を上りきった瞬間の私たちの感動が伝わりますでしょうか、伝わり切りますでしょうか。「おんな城主直虎 大河ドラマ館 メモリアル展示」どーん!!です。ほんとにどーーん!!って待ち受けてました。ポスター三種に出演者サインずらりですよ。びっっくりしました。ここまで残っているなんて。2年も経っているからともう展示なんかは諦めていたので。何月何日来館、というのも出演者ごとに記してあってそのときの記念写真もそれぞれあって大感激でした。地元の小学生たちが作った直虎すごろくやカルタもあって長いこと遊んじゃいました、楽しいね!!少し入ったところの展示ブース(特別展入れ替え中だったところを快く中に入れてくださった)にはまた井伊の年表や青葉の笛のレプリカや直虎の題字(本物)があって本当に感無量でした。何度も見たこの題字が今ここに!という感激が物凄くて鳥肌立ちっぱなしですよ本当にもう。幸せいっぱいでした、ありがとう地域遺産センター!!出入口付近にメッセージを書くところがあったのでびっしり書いて所定の場所に貼っときました。お礼を言って出たあと振り返ったらさっきお世話になった受付の方がメッセージのところまで行ってじっくり読んでくださってたのが物凄く嬉しかったなあ。思いよ伝われ!!

井殿の塚の辺りはいちじくの甘い匂いでいっぱいだったので蜂がたくさん飛んでおり、近寄り難かったんですよ。でも突如スコールに見舞われて急いで井殿の塚の裏の木の下で雨宿りをしまして、5分ほどして雨が上がると蜂がみんないなくなってまして。直満叔父上ありがとうー!という気持ちでした。

井伊谷城二宮神社に登る時間や体力が残っていなかったのでそれはまたにしようか、ということになりいよいよ蟹淵と供養塔を目指すことにしました。Google Mapでどんどん蟹淵に近付いていく現在地の青丸を見ながらだんだん頭が真っ白になっていったのずっと忘れません。「どうしよう、ちょっと待って無理ちょっと待って…どうしよう、やっぱりちょっと待ってやだ待って」ってずっと友人に呼びかけてました。まあ待ってくれる筈もなく(ありがとうその判断)、ここじゃない?と顔を上げて広がったその景色は何度も何度も写真で見て想いを巡らせたその蟹淵で。「来てしまった」と思いました。この瞬間が一番冷静じゃなかったかもしれないです、ドキドキしながら持参していたステラのコピーとそうっと見比べてここで間違いない、とゆっくり確認してコピーをぎゅうっと胸に抱きしめてしばらく時が止まったみたいに呆然としてました。ガードレールに両手を置いて、ここが政次の見た最期の景色なんだなと思うと耐えられなかったです。遠くに見えるあの山を見ながら政次は生涯を終えたのだろうか、なんて思ったり。しばらく2人して動けなくて、静かなその場所にずっと留まってました。ここは本当に大事な場所だな、と思うなどしてました。

伝供養塔も行きました。やっと会えたね、みたいな気持ち。感激するやら嬉しいやら辛いやらもういろんな感情がごちゃまぜになった状態で手を合わせました(例の高橋さんの金剛合掌を真似て)。史実のあなたの真意は分からないけれど小野但馬の名は今も語り継がれていて、功労者とも卑怯者とも分からぬ形でこちらは認識しているけれど、満足でしょうか。とにかくあなたは今沢山の人に愛されています。というようなことを念じて。地獄の底のあなたへ届け。

いい具合に夕方になってきていたので、バスも少なくなるし浜松駅の方まで帰ろうという話になり、どうせならと「井伊谷」という地名案内表示を撮ってみそまんロードを通ってバス停に向かおうとしてたんですね。「井伊谷」は撮れたんですが、みそまん屋は軒並み閉まってたので不完全燃焼のままモチーフが虎になってる歩行者信号のかわいい「おまちください」ボタンや「井伊谷郵便局」などを写真に収めたりして気を紛らせていたら、さあここで3つ目の浜松親切エピソードです!!!!!

「マット」という会社の名前は2年前から知っていたんですよ。土木会社にも関わらず直虎、特に政次のグッズを多く販売しているファン必見の会社だと認識してました。「井伊家家老 小野屋敷跡地」の表記につられて入口の近くまで行ってみたらあのマットさんだったのでびっくりしていると、事務所の方から気の良さそうな男性が1人出てきて、「君たち直虎のファン?丁度良いところに来た、ちょっと待ってて」と仰るので言われた通り待っていると、腕時計を2つ持ってまたさっきの方が現れて。「これあげるよ、白い方は柴咲コウちゃんと三浦春馬くんとお揃い。黒い方は高橋一生くんとお揃いだよ。元々売ってたんだけど捨てるタイミングだったから勿体なかったしあげるよ」と、ポンっとくださったんです(蜂前神社御祈祷済)。「良かったよ今のタイミングで。少し遅かったらもう閉めてたから間に合わなかった」なんて仰って。私が白、友人が黒を受け取ったのですが「優しすぎない?ありがたすぎない?」とも思いつつ、これは完全に親切心だ…と確信したので有難く頂戴しました。どこから来たの?と聞かれたので友人が答えると、「そんな遠くから?それは手ぶらで帰るわけには行かないよ、ちょっと待ってて!」と事務所の受付のところまで案内してくださって、事務所の方々が数人特製のタオルやら漫画やら蝋燭(!!)やら時計もう1セットやら(つまり白も黒もいただけた)、とにかく沢山持ってきてくださって、「これ全部あげるよ、持って帰りな!ファンの方が来てくれるのがやっぱり嬉しいから。僕らも作った甲斐があるし。この辺のロケ地とかゆかりの地とかも沢山知ってるから、また来る機会があったらいつでも寄ってよ、どこでも案内できるから」とも仰ってくれて感激しました。事務所の奥に飾ってあった、マットにいらした時の田中美央さんのサインも見せてくださって、素晴らしすぎる井伊谷フィナーレでした。本当に大感謝だったし、改めてお礼を言ってマットを後にして袋いっぱいに貰ったグッズたちを見ながら「浜松、良い人しかいないんじゃないの…?」ってずっと話してました。バスを待つ時間もひたすら今起こった出来事が信じられず呆然としたりグッズを改めて見返してにこにこしたり如何に良い人だったかを話したりして一瞬で過ぎたし、とにかくまた井伊谷に行こう、と思いました。

その日の夜も餃子を食べて即バタンキューしました、疲れたけど充実しまくって沢山の人に感謝した忘れられない1日でした!!心が浄化されました!!

 

※2人とも自動車免許を持っていない上に私が自転車に乗れないので、井伊谷は徒歩で回りました。1日あれば全然いけます!友人、自転車NGの旅に付き合わせてごめん。

※「おんな城主直虎のファンです!」と言うたびに「じゃあ高橋一生くんのファンなの?」と100%聞かれたんですね。「「そうだけどそうじゃない!!!!」」となった私達は「いや作品ごとファンなんです〜」って言ってました。歯痒い。そこだけ好きなわけじゃない…!広く好きであることを伝えたかったので「菜々緒さんのファンで」「矢本悠馬くんのファンで」「寺田心くんのファンで」とかいろいろな回答パターンも考えた。心くんは私が言い始めたのですが、蟹淵に続く道で「心がしんどい…」と私が呟くたびに友人が「寺田?」と茶化してきました。うん、寺田がしんどいの…でも今ので寺田が和らいだ…とか言いながら向かってました。心くん、遊んでごめんね!!

 

※マットさんは本当に良い方ばかりでした。直虎のファンと伝えると必ず喜んでくださると思います!たまたまタイミング良くグッズをいただいたという話、載せるか迷ったのですが、マットさんが良い人だらけの会社だというのを伝えられるエピソードになるかなと思い載せました、恩返しになれば良いな。なのでグッズを目当てにマットさんに行くのは控えていただきたいなと思います、ご厚意を無駄にしたくないのでお願いします…!

 

続く

井伊谷に行ってきました。①

やっとこさ書きます!

ご存知の通り2017年放送NHK大河ドラマ第56作「おんな城主 直虎」にずっと激ハマりしている(現在完了進行形)私ですが、時間とお金がなんとかまとまったことで今年9月、つまり2年越しにやっと浜松へ行くことができました!(わーい!!)

というのも2年前放送時、私は中国地方で現役高校生をしていまして、とても浜松まで旅行するような余裕がなかったんですよ。高校生の身にはあまりにも遠い。高校が自称進学校だったもので長期休暇は高校生になってからは勉強漬けの日々で、旅行する暇なんてあったら机に向かえという感じでした(よりにもよってそんな時期に直虎沼にハマるという)。今年無事なんとか大学生という肩書きをゲットできたので、高校同期の直虎ファンの友人と計画を立て、2泊3日の浜松旅を決行したわけです。

※共通の友人達には「浜松に2泊3日も何しに行くの?」と耳タコレベルに聞かれましたが、もちろんその度に直虎を勢いよく宣伝し、もちろんその度に引かれました。布教の圧なんて強いに越したことはない。いいんです。

 

初日

浜松駅周辺の散策。

とりあえずこの浜松の空気を吸い込まねば!という気持ちで浜松駅周辺を散策しまくることにしました。もう大興奮ですよ浜松駅。だって直虎バスがまだ走ってるんですもん。そして土地名が「浜松」(当たり前)。ここが聖地だ!!!って目キラッキラさせながら降り立ちました。駅の観光案内所の井伊直虎コーナーでひとしきりはしゃいだ後はさわやかに行ったり瀬名オタクの友人に連れられ太刀洗の池に行ったり浜松城に登ったりしましたね、家紋ひとつで信じられないくらいはしゃげるので大河ドラマというコンテンツはいいね〜!!

と、そこに、浜松城の顔はめパネルで遊んでたところに、1人のおじさんが登場しましてですね。写真を撮ってくれたあと「今日は休番なんだけどここのボランティアガイドなんだ」と仰るので「おんな城主直虎が好きで来ました」と食い気味に伝えると「直虎ゆかりの場所に連れてってあげようか」と言ってくだすったので、多少怪しいな〜と思いながらも歩くだけなら良いかと思って着いて行きました(車にも乗せてもらった)(やっぱり怖かったよねってなったので良い子は絶対に真似してはいけない)。曳馬城跡(注1)、西来院(注2)、秋葉神社(注3)など自力じゃ行けない、行かない、でも行きたかったところに連れて行ってもらって尋常じゃない量の知識を流水のように話してくれて感無量でした。特に西来院なんて貴重で「あまりはしゃいじゃだめだよ」とガイドさんに言われるような、厳かで観光客を寄せ付けないようなお寺でした。住職さん的に観光客に観光目当てで来て欲しくないということでお寺の本堂を現代チックにしているんだとか。実際に本堂、公民館のような見た目なのによく見たら中に仏様がいらっしゃいました。門の前は道を埋め尽くすほどカラスがいっぱい群がってたのでとても車じゃなきゃ通れないような様子でしたね。ちゃんと葵の紋もあったりして、徳川家に完全に見放されてはなかったんだ…って、但馬に感じるものと同じようなことを思いました。奥の月窟廟ではひっそりと築山御前が1人の悲運な女性として大切に弔われていて、築山御前に見立てた石はとても美しくて、気持ちが物凄く静かになりました。ここに彼女が心安らかに眠れる場所があって良かったなと。これだけで浜松という「現場」に来た価値がありました。ガイドさんはというと結構怪しみはしたけど最後に名刺をくれて(最初に欲しかった)、お家柄もどうやら曳馬城主の出らしく(名前は控えますが調べてみると井伊とも因縁が深かった)、歴史学者の磯田先生にも会ったと仰ってました。通りで詳しいわけです。ただ本当に危険なので旅行の浮き足立った気持ちのまま知らない人のうまい言葉に乗せられて着いて行っちゃダメだよ!!!(ブーメラン!!)

まあただ、浜松の人はとにかく人が良いんだろうね、という話になりました。親切心で何でもしてくれるんだろうと。警戒するに越したことはないけどこの3日で心を浄化させよう!!という心持ちでした(実際にこの後かなり浄化される)。

駅の方に戻って来てからは2年前まで「出世の館」だった場所に行きました。どうやら浜松は今年の大河にも一枚噛んでるらしいね??すっかりいだてん館になってました。なんでも阿部サダヲ演じる田畑政治ゆかりの土地なんだとか。パネルもブースもたくさんあっていだてんファンなら絶対楽しいので大河オタクのみんな、このタイミングで浜松に行こう!!隅の方にちょこっと直虎グッズを売ってるところがあったのでお揃いのコースターを買ったり直虎ちゃんのガチャガチャで遊んだり(消しゴムが出てきた)して、満喫してホテルに帰りました。

浜松、暑かったんですよ。それで歩きまくったので疲れて疲れて、部屋に入った途端ベッドにダイブしてすぐ寝ちゃいました。しっかり者の友人に起こしてもらって餃子を食べに行ったけれど餃子屋さんでも寝る始末。でもめっちゃ美味しかったです。部屋に帰ってまたすぐ寝て、夜中にむくっと起きてシャワー浴びて、次の日のリサーチをしながら寝落ちしました。という1日でした!!浜松はいいところです!!

 

(注1)曳馬城は「おんな城主直虎」第12話(サブタイも「おんな城主直虎」)でも描かれましたが井伊直平中野直由が今川の命で出陣し戦死した場所です。

(注2)西来院は徳川家康正室であり松平信康の生母であり、今川で暮らしていた縁で「おんな城主直虎」では直虎の幼馴染みとして(ドラマでは母佐名が直平の娘である説を採用しているので近い親戚として)、親友として描かれていた瀬名(築山殿)が弔われている寺です。

(注3)秋葉神社はかの有名な「アキバ」(秋葉原)の由来でもありますが、井伊の赤備えの起源となった神社なんだとか。

 

続く